歯ブラシの保管方法は? 使用後のお手入れや保管場所などをご紹介

歯ブラシは、保管方法によっては雑菌が繁殖してしまう場合があります。口の中に入れるものであるため、衛生的な状態を維持したいですよね。雑菌の繁殖で健康被害が起こらないよう、歯ブラシの正しい保管方法を覚えておきましょう。

  1. 歯ブラシの保管方法が重要な理由は?
  2. 歯ブラシに雑菌がつく原因
  3. 歯ブラシの正しい保管方法
  4. 歯ブラシの保管方法や注意点
  5. 歯ブラシの保管方法でよくある質問

歯ブラシは、日常生活以外にも、オフィス・介護施設・保育園・幼稚園・旅行用など携帯して持ち運ぶ機会もあります。持ち運び時の注意点も併せて覚えておきましょう。安心して使い続けるためにも、雑菌が付着しないよう注意することが大切です。

1.歯ブラシの保管方法が重要な理由は?

歯ブラシの保管方法にはなぜ注意しなければならないのでしょうか? 雑菌がついたまま放置するデメリットなどをご紹介します。

1-1.歯ブラシには口腔内雑菌が付着する

口の中には、数百〜数億個もの雑菌があるとされています。歯ブラシを使うことで雑菌が付着し、保管方法を誤ることで雑菌が増殖してしまうのです。

1-2.雑菌が歯周病や虫歯の原因にもなる

雑菌の中には、歯周病や虫歯の原因になるものもあります。また、歯ブラシに付着した雑菌が体内に入り、感染症などの疾患を招く恐れもあるのです。そのため、常に衛生的な環境で保管することが大切なポイントになります。

歯ブラシは保管方法を間違うと雑菌がたくさん付着してしまうんですね。
はい。雑菌が付着した歯ブラシを使うと、磨いたつもりが逆効果となることもあります。

2.歯ブラシに雑菌がつく原因

歯ブラシにはなぜ雑菌が付着するのでしょうか? 原因を考えていきます。

2-1.汚れや水分が残っている

歯ブラシの使用後は、食べカスや歯垢(しこう)などが付着しています。きちんと水洗いをし、汚れを残さないことが大切です。また、水洗いをした後、水分が残ったまま保管していると、雑菌が繁殖する原因となります。

2-2.通気の悪い環境で保管している

通気の悪い環境だと、歯ブラシに湿気が残りやすいため、雑菌の繁殖を後押ししてしまいます。お風呂や洗面所で保管している場合は、通気の維持には注意しましょう。また、職場用や旅行用として持ち歩く際は、歯ブラシにキャップをつけておくことがあります。水分が付着したままキャップをしないよう、水分を拭き取ってから取り付けてください。扉がついた収納棚にしまうのも避けたほうがいいでしょう。

2-3.複数の歯ブラシを一緒に保管している

家族の歯ブラシを1つのコップなどに入れて保管している場合、歯ブラシ同士が触れ合い、雑菌が移ってしまうことがあります。幼児など子供のうちは、虫歯菌を持っていません。大人から感染することがないよう、歯ブラシを清潔に保つことが大切です。1本ずつ保管できるような専用スタンドなどを用意しましょう。

歯ブラシに湿気が残っていると雑菌が繁殖しやすいんですね。
はい。それに加えて、複数の歯ブラシを一緒に保管しているとすべての歯ブラシが雑菌まみれになってしまう可能性もあります。

3.歯ブラシの正しい保管方法

歯ブラシの理想的な保管方法や、お手入れの仕方などをご紹介します。

3-1.保管前にひと手間加えること

歯ブラシを保管する前は、水洗い・水分を拭き取る・除菌するなど、ひと手間加えるだけでも清潔な状態を維持することができます。水洗いで汚れや食品カスをしっかり落とし、キッチンペーパーなどで水分を取り除いてください。また、重曹を水に少し溶かし、歯ブラシにつけるだけでも、除菌効果を発揮します。重曹の代わりに、市販のマウスウォッシュを使う方法もおすすめです。

3-2.スタンドに立てる

歯ブラシスタンドを用意し、1本ずつ分けて保管しましょう。歯ブラシスタンドは、通気がいい場所を選んでください。洗面所やお風呂に置く場合は、換気扇を回すか、窓を開けておくといいでしょう。

3-3.コップに入れる場合は毛先を上にする

コップに歯ブラシを入れる習慣がある方は、毛先を上にして保管してください。歯ブラシの毛先がコップの内部に触れてしまうと、雑菌が繁殖しやすいからです。

3-4.ロッカーで保管しない

職場などで歯ブラシを使う場合は、ロッカーに保管したままにせず、毎日持ち帰るようにしましょう。ロッカーは通気が悪く、歯ブラシが乾きにくいものです。持ち帰った後は除菌をし、よく乾かしておくといいでしょう。

3-5.月に1回は新しい歯ブラシに交換する

古い歯ブラシを使い続けると、毛先の広がりや雑菌の繁殖などが気になります。また、毛先が広がった状態では、きちんと歯磨きができません。月に1回は新しいものに交換し、清潔なものを使うように心がけましょう。

歯ブラシはこまめに交換することも大切なんですね。
はい。月に一度は新しいものと交換しましょう。

4.歯ブラシの保管方法や注意点

歯ブラシの保管方法や保管時の注意点などをまとめました。

4-1.通気のいい場所で保管する

歯ブラシの保管で重視したいのは、通気です。窓や換気扇などの近くに置き、ジメジメした環境は避けましょう。通気を意識するだけでも、雑菌の繁殖を抑制することができます。

4-2.水中保管は危険

水が入ったコップに歯ブラシを入れるのは止めましょう。水は腐敗しやすく、歯ブラシに付着した雑菌が増える原因となります。インテリアを意識し、歯ブラシを戸棚にしまい込むのも危険です。歯ブラシが乾かず、カビなども発生しやすくなります。

4-3.イソジンや入れ歯洗浄剤で殺菌する方法もおすすめ

3-1で既述したとおり、歯ブラシの除菌は雑菌の繁殖を抑える効果があります。重曹やマウスウォッシュ以外に、イソジンや入れ歯洗浄剤を使う方法もおすすめです。イソジンを使う場合は、水を入れたコップに数滴垂らし、歯ブラシを軽くすすぎ洗いしましょう。入れ歯洗浄剤は、記載されている用量を守ってください。

4-4.抗菌ケースに入れて持ち運ぶ

歯ブラシを持ち運ぶ際は、抗菌加工を施したケースを利用しましょう。職場などに持参する際も、抗菌ケースに入れると、汚れやホコリがつきにくいものです。とはいえ、ケースに入れっぱなしにし、湿気がこもるのはおすすめできません。毎日自宅に持ち帰った後は、きちんと洗って乾かしてください。

4-5.歯ブラシ洗浄機を活用する

歯ブラシ専用の洗浄機も市販されています。紫外線を使い、除菌するものです。洗浄機にはさまざまな種類があり、1回で複数本を除菌できるタイプや、1本ずつ除菌するタイプがあります。ニーズに合わせて購入しましょう。

歯ブラシを殺菌することも大切なんですね。
はい。水気を取るだけでなく、殺菌まですれば清潔に保管できます。

5.歯ブラシの保管方法でよくある質問

歯ブラシの保管方法に関する質問を集めました。

Q.歯ブラシを熱湯消毒する方法は、除菌に効果があるのか?
A.熱湯消毒は、歯ブラシには不向きです。歯ブラシは、ポリプロピレン・ナイロン・樹脂などの素材でできているため、素材を傷めてしまう恐れがあります。使用後の除菌は、熱湯消毒以外の方法で行いましょう。

Q.職場で使用後の歯ブラシを除菌する場合、どのようなアイテムを使うといいのか?
A.USBにつないで使える除菌グッズがあります。持ち運びも便利で、職場でも場所を取らずに除菌ができるでしょう。乾電池式で稼働するタイプもあります。除菌後は、抗菌ケースにしまうなど、雑菌が繁殖しないように注意してください。

Q.家族の歯ブラシをまとめてしまわなければならない場合、どのような点に注意すればいいのか?
A.歯ブラシ同士が触れ合わないよう、歯ブラシスタンドを利用するか、別々の場所に保管できる環境を作りましょう。場所を分けることができない場合は、使用後の歯ブラシを除菌しておくと安心です。

Q.使用後に歯ブラシを水洗いする際は、どのようなポイントに気をつければいいのか?
A.食べかすの付着をきちんと落とすことができるよう、水を流して洗うだけでなく、ブラシ部分を指先でこすって洗いましょう。こすり洗いをすることで、歯磨き粉の残留物も落とすことができます。

Q.使用後に、お茶に浸(ひた)すと殺菌効果を得られないのか?
A.お茶にはカテキンが含まれているため、殺菌作用はあります。しかし、歯ブラシに付着した雑菌まで除菌する効果はありません。お茶ではなく、重曹・マウスウォッシュ・イソジン・入れ歯洗浄剤などを使用し、確実に除菌してから保管してください。

まとめ

歯ブラシの保管方法は、通気の維持を心がけることが大切です。また、歯ブラシの使用後は、食品カスや歯垢を取り除くため、水洗いをしてからしっかり乾かし、雑菌の温床とならないように注意してください。保管場所は、湿気がこもりやすい場所を避け、窓や換気扇の近くに置くようにしましょう。便利な除菌グッズも活用して、歯ブラシを常に衛生的な状態で使うことができるようにしてください。

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