ドライマウスの症状や原因を解説! 放置しておくデメリットも紹介!

「口の中が乾いてネバネバしやすい」「夜中に喉の渇きで目が覚めることがある」このようなことに悩んでいる人は、いませんか? これらは、ドライマウスの代表的な症状です。ドライマウスになると口の中が渇くだけでなく、虫歯や歯周病のリスクも大幅にアップします。「自分はドライマウスかもしれない」と思ったら、早めの対処が大切です。今回は、ドライマウスの原因や治療方法を紹介します。

  1. ドライマウスの代表的な症状
  2. ドライマウスを放置する危険性
  3. ドライマウスの原因
  4. ドライマウスの診断方法や検査方法
  5. ドライマウスの治療方法

この記事を読めば、病院を受診する目安やドライマウスのセルフケアなども分かるでしょう。口の中が渇きやすくて悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.ドライマウスの代表的な症状

はじめに、ドライマウスを発症すると現れる症状を紹介します。

1-1.口の中が渇く

ドライマウスの最も代表的な症状は、口の中の渇きです。しかし、「渇き」の状態は人によって異なります。喉がひりつくような渇きを覚える人もいれば、口の中が粘つくような感覚を覚える人もいるでしょう。

1-2.喉の渇き

ドライマウスを発症すると、口だけでなく喉が渇きやすくなる人もいます。症状がひどくなると、夜間に喉の渇きで目が覚めることもあるでしょう。

1-3.水分の少ない食品が食べづらくなる

ドライマウスを発症すると、ビスケットやパン・せんべいなど水分の少ない食品が食べづらくなります。また、症状が悪化すると通常の食べものでも飲みこみにくくなることがあるでしょう。

1-4.口の中が痛む

口の中の乾燥が進むと、痛みを覚える人もいます。また、舌がひび割れたり痛みを感じたりする人もいるでしょう。

2.ドライマウスを放置する危険性

この項では、ドライマウスの治療を受けないデメリットや危険性を紹介します。

2-1.虫歯や歯周病などの発症リスクが上がる

口腔内は、常に一定の唾液が出ることで清潔を保っています。ドライマウスになると口の中で雑菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病の発症リスクが上がってしまうのです。また、口腔カンジダ症など、健康な口腔内では発症しにくい病気になることもあります。さらに、口内炎や口角炎の発症リスクも上がるでしょう。

2-2.口臭が強くなる

口の中が渇きやすくなると、口臭も強くなります。人によっては、自分の口臭がはっきり分かるようになるケースもあるでしょう。

2-3.味覚障害の可能性もある

口腔内が乾燥すると、舌にも影響が出ます。味覚が鈍くなり、人によっては味を感じにくくなることもあるでしょう。

2-4.嚥下(えんげ)障害の可能性も

口の中が渇くと、ものが飲みこみにくくなり嚥下障害が出る可能性もあります。無理に飲みこもうとして、誤嚥性(ごえんせい)肺炎になるケースも珍しくありません。また、言葉が出づらくなるケースもあります。

3.ドライマウスの原因

この項では、ドライマウスを発症する代表的な原因を紹介します。

3-1.加齢

年を取るにつれ、唾液の量は少なくなります。また、かむ力が衰えてることでも唾液が少なくなるでしょう。もともとあまりかまずに食事をしていた人は、加齢によってさらにかむ力が弱くなってドライマウスを発症するリスクが高まります。さらに、更年期の症状の1つに唾液の減少があるため、人によってはドライマウスを発症する可能性があるのです。

3-2.喫煙などの生活習慣

喫煙者は、非喫煙者に比べるとドライマウスを発症するリスクが高めの傾向があります。また、前述したようにものをよくかまないと、かむ力が弱まってドライマウスを発症しやすくなるでしょう。柔らかめのものばかり食べている人は、要注意です。

3-3.糖尿病などの病気

糖尿病やシェーグレン症候群などの病気を発症すると、ドライマウスが症状の1つとして現れることがあります。シェーグレン症候群は女性が発症しやすい病気です。糖尿病は、生活習慣によっては若い人でも発症することがあるでしょう。特に思い当たることがないのに、急に喉や口が渇きやすくなった場合は、病院で診察を受けてください。

3-4.ストレス

強いストレスを受け続けていると、唾液が減少することがあります。緊張すると口の中が渇きやすい人は、要注意です。

3-5.呼吸の方法

鼻づまりなどが原因で口呼吸になると、口の中が渇きやすくなります。長期間口呼吸をしていると、ドライマウスの発症リスクが高まるでしょう。

3-6.薬の副作用

薬によっては、口腔内の乾燥が副作用で現れることがあります。その人の体質などによっては、ドライマウスになるほどひどい副作用が出ることもあるでしょう。

4.ドライマウスの診断方法や検査方法

この項では、ドライマウスの診断方法などを紹介します。

4-1.ドライマウスは耳鼻咽喉科や歯科で診断可能

ドライマウスは、耳鼻咽喉科や歯科で診断や治療が行われます。ただし、糖尿病などの病気で口の中が渇く場合や薬の副作用の可能性がある場合は、現在治療を受けている病院をまずは受診してください。

4-2.ドライマウスは問診・視診・唾液分泌検査で診断する

ドライマウスが疑われる場合は、呼吸方法や自覚症状などを問診し、口腔内の様子を視診します。また、決められた時間内にどのくらい唾液が出るのかを調べる唾液分泌検査を行うこともあるでしょう。さらに、糖尿病やシェーングレン症候群が疑われる場合は、血液検査や尿検査なども行われ、診断が下されます。

5.ドライマウスの治療方法

この項では、ドライマウスの治療方法を紹介します。

5-1.薬物治療

ドライマウスの治療薬には、唾液の分泌を促す内服薬や保湿ジェルやうがい薬などが使われます。いずれも、口腔内を乾燥させないためです。また、ストレスが原因の場合は、気持ちをリラックスさせ落ち着く効果がある薬や漢方薬などが処方されることもあるでしょう。薬の副作用でドライマウスになった場合は、薬を変えることで症状が一気に改善することもあります。

5-2.生活指導

口の中の乾燥を防ぎ、唾液の分泌を促すために以下のような生活指導が行われることもあります。

  • 食べものをよくかむこと:ガムをかむことをすすめられたり、食事の際に何回ずつかんで飲みこむなどの指導を受けたりする
  • 食品の工夫:梅干しや酢の物など、唾液の分泌を促す食材を取るようにすすめられることもある
  • マッサージ:口腔周辺から首にかけてマッサージすることで、唾液の分泌が促進される可能性もある
  • 口腔保護のやり方:マスクをする、努めて水分を多めに取る、歯周病や口臭を防ぐ歯みがきの方法など

5-3.かみ合わせの治療やマウスピースの作製など

口呼吸になってしまう人は、かみ合わせの問題があります。歯列矯正などを行うことで、症状が改善することもあるでしょう。また、単なる習慣で口呼吸をしてしまう場合は、マウスピースを作って就寝時にはめることで、症状軽減につながることがあります。かみ合わせがドライマウスの原因ならば、歯科医師と相談して治療方針を決めましょう。

まとめ

この記事を最後まで読んでいただければ、ドライマウスの怖さや治療の大切さ、治療の方法がよく分かっていただけたと思います。ドライマウスは重症化するまで、自覚があまりないこともあるでしょう。「おかしいな」と思ったら、いちどかかりつけの歯医者で相談してみるのもおすすめです。早期発見早期治療を行えば、虫歯や歯周病のリスクも減らせます。

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