銀歯が痛い理由はなに? 考えられる原因と3つの対処法を紹介!

「銀歯が痛くて困っている」「原因や対処法を知りたい」とお悩みではありませんか? 虫歯を治療して銀歯を入れたはずなのに、その銀歯が痛むと心配になるでしょう。特に、数か月たってから痛み出す場合や、ものを噛(か)むことができないほどの痛みがある場合は、再度受診する必要があるため注意が必要です。

この記事では、銀歯が痛くなる原因や対処法・受診するべきケースなどをまとめてご紹介しましょう。

  1. 「銀歯が痛い」その症状
  2. 銀歯が痛くなる原因
  3. 銀歯が痛い場合の対処法
  4. 銀歯の痛みで受診すべき場合
  5. 銀歯が痛いときの治療方法
  6. 銀歯が痛いときのよくある質問

この記事を読むことで、銀歯が痛いときに考えられる原因や自宅での対処法・注意点などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.「銀歯が痛い」その症状

まずは、銀歯の特徴や痛みが出たときの症状・痛みを放置する影響などをまとめました。

1-1.銀歯は金属でできた詰めもの

銀歯とは、虫歯の治療後に歯にかぶせる詰めもののことです。日本で最も多く使われているのが「12%パラジウム」という銀合金素材の銀歯で、公的保険が適用されます。銀歯の目的は、治療によって歯が欠損した場合に失われる咀嚼(そしゃく)機能を回復させることです。金属でできているので強度にすぐれており、食べものを噛んでも割れたり摩耗したりする心配はありません。

1-2.痛みの症状はさまざま

虫歯治療で銀歯を入れた後、痛みが出ることがあります。痛みの症状として多いのは、以下のようなものです。

  • ものを噛むと痛む
  • しみるような痛みがある
  • 銀歯の周辺の歯も痛む
  • 時間がたってから痛み出す

1-3.歯茎の腫れが伴う場合も

痛みと同時に、歯茎の腫れが起こる場合もあります。この場合、銀歯の周りの歯肉が炎症を起こしてしまうことが原因です。歯肉炎の治療が必要になるため、歯茎の腫れが伴う痛みがある場合は、すぐに受診することをおすすめします。

1-4.放置すると大がかりな治療が必要になる可能性も

銀歯の痛みを放置すると、虫歯が神経に達して顎に膿(うみ)がたまり、口を開くこともできなくなってしまう可能性があります。根の治療を受けるために、歯医者に長期間通うことになるでしょう。「痛みがいつまでも続く」「どんどんひどくなっていく」という場合は、できるだけ早く歯科医に相談してみることをおすすめします。

2.銀歯が痛くなる原因

銀歯が痛くなる原因として考えられるものをご紹介しましょう。

2-1.銀歯治療後の期間によって痛みの原因は異なる

銀歯が痛む原因は、銀歯を入れてからどのくらい経過しているかによって異なります。銀歯を入れてすぐ痛む場合は、治療によって神経が過敏になっていることが原因と考えられるでしょう。銀歯は熱が伝わりやすい性質のため、慣れるまで冷たいものがしみることもあります。銀歯を入れてから数か月たって痛み出す場合は知覚過敏を起こしている可能性があり、数年たってから痛み出す場合は銀歯の下で虫歯が進行している可能性が高いでしょう。

2-2.しみるような痛みの場合

虫歯治療後は歯の神経が敏感になっているため、銀歯を入れた後もしみるような痛みを感じることがあります。また、治療によって神経がダメージを受けていることも考えられるため、神経が回復するまではしみやすくなるのです。

2-3.ものを噛めないほど強い痛みの場合

ものを噛めないほど強い痛みがある場合は、神経に炎症が起こっている可能性が考えられます。虫歯になると神経が炎症を起こしますが、治療しても炎症が治まらないほど深い虫歯の場合は、銀歯を入れた後も強い痛みが発生するのです。

2-4.周りの歯も痛む場合

銀歯だけでなく周りの歯も痛む場合、歯周病などが原因で歯の根元がやせてしまい、知覚過敏になっている可能性があります。また、銀歯の周りの歯は虫歯になりやすいため、虫歯が原因で痛みが発生していることも考えられるでしょう。

2-5.歯茎の腫れや膿を伴う場合

痛みのほかに歯茎が腫れたり膿が出たりしている場合は、根尖(こんせん)性歯周炎を起こしている可能性があります。歯根の周辺組織が炎症を起こしていることが原因の病気です。放置しておくと顔の腫れや副鼻腔(ふくびくう)炎を引き起こすこともあります。

3.銀歯が痛い場合の対処法

銀歯が痛むときはどうしたらよいのでしょうか。対処法をいくつかご紹介します。

3-1.痛みが落ち着いてくるようなら様子を見る

日がたつにつれて痛みが落ち着いてくるようなら、治療による刺激が原因と考えられるため、そのまま様子を見ましょう。神経のダメージが回復してくれば、自然と痛みも治まるはずです。

3-2.できるだけ刺激をしない

神経のダメージが回復しやすいように、できるだけ刺激をしないことが大切です。冷たいものや熱いもの・固いものなどは控えるようにしてください。また、痛みが気になって患部を触ってしまうと、痛みが悪化する原因になります。歯みがきをするときも、できるだけ優しくみがくよう心がけましょう。

3-3.飲酒や喫煙は控える

アルコールやタバコは歯を刺激して痛みを悪化させる原因になるため、控えましょう。痛みのストレスを発散するために飲酒や喫煙をするのは、逆効果です。

4.銀歯の痛みで受診すべき場合

以下のような症状がある場合は、できるだけ早く歯医者を受診するべきです。

  • 痛みでものが噛めない
  • 治療後2週間以上たっても痛みが治らない
  • 日に日に痛みが強くなる
  • 銀歯がぐらぐらしている
  • 歯茎の腫れや出血がある

5.銀歯が痛いときの治療方法

銀歯が痛むときの歯医者での治療方法や費用・治療期間などをご紹介します。

5-1.診断・検査方法は?

銀歯が痛くて歯医者を受診した場合、一般的には以下のような検査方法で診断を行います。

  • 問診と視診
  • 神経の検査
  • 根尖周囲組織の検査
  • 歯周病ポケット検査
  • レントゲン検査

5-2.根の治療が必要な場合も

銀歯が痛む原因によっては、根の治療が必要な場合もあります。銀歯を入れる前にも根の治療を行ったにもかかわらず痛みが出てしまった場合は、再度根管治療が必要になるでしょう。根管治療では、細菌に感染した神経や血管組織を除去して掃除し、空洞に薬剤を詰めてかぶせものをします。歯周病などが原因で銀歯に痛みが出ている場合も、根管治療が行われる可能性があるでしょう。

5-3.根管治療の費用や治療期間は?

根管治療の費用は、保険適用内で行うと歯1本につき2,000~5,000円程度です。保険内の根管治療は費用が安い反面、再発率が高いといわれており、自由診療による治療を希望する人が増えています。治療法などに制限がないため、見た目や耐久性の高さなど仕上がりにこだわった治療を受けることができるのです。自由診療の場合は歯医者によって料金が異なるため、確認しておきましょう。また、根管治療には数回の通院が必要になるため、治療期間が2~3か月ほどかかることもあります。ただし、最新の機材を採用している歯医者で治療を受けるなど、治療期間を短縮することは可能です。根元から確実に治療し、再発の防止に力を入れている歯医者で、しっかり治してもらいましょう。

5-4.歯医者選びのポイント

信用できる歯医者に治療を依頼するために、歯医者選びのポイントを知っておきましょう。選ぶべきなのは、以下のような歯医者です。

  • ホームページに医師や歯科衛生士の紹介が記載されている
  • 料金設定が分かりやすい
  • しっかり検査してくれる
  • 治療内容を丁寧に説明してくれる
  • 院内が衛生的か
  • スタッフの対応が親切か

6.銀歯が痛いときのよくある質問

「銀歯が痛くて困っている」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.銀歯が外れてしまった場合、どうすればよいですか?
A.取れた銀歯を容器に入れて歯医者に持っていきましょう。自分で無理に戻そうとしないでください。

Q.神経を抜いたはずの歯が痛くなるのはなぜでしょうか?
A.歯の中で再び細菌が増殖し、骨の中に膿ができてしまうためです。

Q.かぶせた銀歯の高さが合わなくて痛みが出ることもあるのでしょうか?
A.あります。高さが合っていないと噛むたびに歯の周囲がダメージを受け、痛みが出てしまうのです。

Q.銀歯が痛むときは冷やしたほうがよいでしょうか?
A.応急処置として冷やすと痛みが和らぎますが、冷やしすぎには注意してください。血行不良を起こして症状が悪化する恐れがあります。また、口の中に氷を含むなどして直接患部を冷やすのはやめましょう。冷たいタオルなどを当てて冷やすようにしてください。

Q.銀歯の痛みが我慢できません。市販の鎮痛剤を飲んでもよいでしょうか?
A.市販の鎮痛剤で一時的に痛みを和らげるのも一つの応急処置です。ただし、薬の効果が切れてまた痛み出すようであれば、必ず歯医者を受診してください。

まとめ

いかがでしたか? 銀歯が痛いときに考えられる原因や対処法・歯医者での治療法などをまとめてご紹介しました。銀歯が痛むと「治したはずの歯がなぜ痛むのか?」と心配になるでしょう。銀歯が痛む原因はいくつかあります。しかし、自己判断は難しいため、やはり歯科医に相談してみるのが一番安心です。ぜひこの記事を参考にして、悩みを解決してください。

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