歯の黄ばみを改善する方法とその原因を4項目で解説!

歯の黄ばみに劣等感を抱いている方は非常に多いと思います。海外では歯の白さで人柄を判断されるほど重要視され、国内の芸能人も歯が白いことから、歯の輝きが好印象と結びついていることは明らかです。

そこで今回は、歯の黄ばみを解決する方法と原因について、情報を一挙にまとめてみました。歯を白くする方法は1つではありませんので、自分の生活スタイルに適した方法を選び取りましょう。

  1. 歯の黄ばみについて
  2. 歯の黄ばみを自分で落とす方法
  3. 歯の黄ばみを病院で落とす方法
  4. 歯の黄ばみを予防する方法を解説!
  5. 歯の黄ばみに関するよくある質問

10分とかからず読むことができるので、ぜひ最後までお付き合いください。黄色い歯に悩まされる日々とお別れし、気兼ねなく笑える輝かしい笑顔を手に入れることができます!

1.歯の黄ばみについて

歯の黄ばみについて基本情報をまとめていきます。なぜ黄色い歯になってしまうのか、心当たりはあるでしょうが、いま一度確認してください。

1-1.歯が黄ばんでしまうメカニズム

そもそも歯は象牙質の表面を半透明のエナメル質が覆う2層構造で成り立っています。象牙質は乳白色であることが一般的です。中には生まれつき黄色い人もいます。つまり、歯黄ばみは先天性と後天性に分かれるということです。エナメル質は半透明なので象牙質の色を隠せません。すると、象牙質が黄色い人は、どうしても歯黄ばみが目立ってしまうのです。象牙質がもともと黄色い人は総じて歯が黄色く見えがちになります。

そして、後天性である飲食物や生活習慣で歯黄ばみを生じてしまった人は、

  • 歯と歯茎の境目
  • 歯と歯の隙間(すきま)
  • 抜歯(ばっし)した歯の周り
  • 奥歯を噛(か)み合わせるところ
  • 歯並びの悪さにより重なり合った部位

といった普段飲食物を咀嚼(そしゃく)する・あるいはタバコを吸引する箇所が黄ばみやすいです。

1-2.考えられる原因

歯黄ばみの原因はいくつかあります。外部・内部からの影響で大別できますが、まずは考えうる原因を確認してみましょう。

  • 遺伝によってもともと黄色い
  • タバコのヤニが歯の表面に付着した
  • 加齢によって象牙質の黄色みが顕著に表れてきた
  • 飲食物によるステイン(カレー・コーヒー・赤ワインなど)
  • 乳歯のときにテトラサイクリン(抗生物質の1種)を飲んだことによる黄ばみの沈着

上記の事柄が歯を黄色くする代表的な原因です。本来、日本人の歯は欧米人よりもエナメル質が薄く、黄ばみが目立ちやすい傾向にあります。中には8000人~14000人の確率でエナメル質形成不全という症状にかかる人もおり、彼らは遺伝的に自力でエナメル質を構成できません。また、タバコのヤニは歯の表面に付着するイメージがありますが、タバコを吸うと体の内部にも成分は取り込まれています。手の爪(つめ)が黄色くなる人もおり、歯の内部そのものが変色している可能性も否めません。

1-3.歯の黄ばみが与える印象は?

歯の黄ばみは清潔感を損ないます。タバコのヤニだと思われることが多く、非喫煙者からすると好ましく思われないでしょう。歯の汚れが落ちていないことで顔の印象もくすみがちです。歯が黄色くなると口臭もきつくなりますので、会話をしていて「歯が黄色い」「口も臭い」となると、どうしても不衛生な印象を持たれてしまいます。

1-4.虫歯との関係は?

虫歯の治療で神経を抜いた場合、歯に栄養は届いていません。徐々に白みを失っていき、黄色い歯になっていきます。1本だけの歯が黄色い人は多くが虫歯によるものです。

2.歯の黄ばみを自分で落とす方法

歯黄ばみを自分で解決するにはどんな方法があるのでしょうか? この項では歯が黄色い原因を踏まえ、自分で白い歯を取り戻す方法をまとめていきます。

2-1.自分で落とす方法

前提として、1日で輝かしい歯を取り戻すことはできません。毎日の習慣を見直すことで改善していく方法を思索しましょう。簡単にできる方法として、着色料の多い飲食物を口にしたあとは水で口をゆすぐのがおすすめです。水にフッ素を含ませると歯の再石灰化(ミネラルの修復)をうながすのでより効果的でしょう。

うがいより歯を磨けば良いと思われがちです。しかし、食後は口内が酸性になっているため、歯のミネラルが溶け出す環境にあります。虫歯になりやすい時間帯です。何か食べるたびに歯を磨いていると歯が定期的にダメージを受けていることになり、エナメル質が損なわれ、黄ばみに対する抵抗が徐々に弱まっていきます。虫歯になる可能性も増すのでおすすめできません。歯を磨く際は最低でも30分は時間を置くようにしてください。

  • 歯と歯の隙間
  • 歯と歯茎の境目
  • 抜歯した歯の周り
  • 奥歯を噛(か)み合わせるところ
  • 歯並びの悪さにより重なり合った部位

前項でも挙げましたが、上記の黄ばみやすい・食べかすが残りやすいところを意識して歯磨きをしてください。虫歯の予防と同じです。上下の歯を噛み合わせて円を描くように磨いていき、さらに1本ずつ同じく円を描いてブラッシングすると飲食物による黄ばみを予防できます。

2-2.歯磨き剤などのグッズ

ポイントとして、研磨剤の含まれている歯磨き粉は避けましょう。確かに歯の着色汚れ(ステイン)を落とすには効果的ですが、研磨ということは歯の表面を削っていることになります。歯を守ってくれているエナメル質を削ってはいけません。そのため、歯の黄ばみを落としながら歯の修復をうながしてくれる商品を選んでください。

オーラパール
製薬会社が8年かけて開発した薬用のホワイトニング歯磨き粉です。歯科で採用されている商品でもあります。エナメル質を修復する「薬用ハイドロキシアパタイト」をはじめ、タバコのヤニを溶かす「マグロゴール400」という成分が含まれており、歯黄ばみの改善に効果てきめんです。そのほか、オーラパールはトータルケア商品として販売されているため、黄ばみ以外にも口臭・虫歯予防・歯石除去・歯茎の引き締めなども期待できます。

アパガードリナメル
40年以上の格式を持つ会社が開発した美白高機能歯磨き剤です。アパガードリナメルはアパガードシリーズの最上位品であり、エナメル質の修復から虫歯予防まで幅広く期待できます。歯の黄ばみ改善はもちろん、汚れの付きにくい歯をたもってくれるのでおすすめです。

自分でホワイトニングをする場合、上記で挙げた歯磨き粉は非常に効果的です。ただ、歯の黄ばみを落とす歯磨き粉は基本的に1000円~2000円ほどします。なかなか手を出しにくい方もいることでしょう。

  • 塩で歯を磨く
  • 薄めた重曹で歯を磨く、あるいはうがいをする

といった方法も試してみる価値ありです。茶渋が塩で落ちるのと同じ原理で、塩で歯を磨くのも良いとされ、実際に塩入の歯磨き粉も発売されています。重曹は食用を選べば体に害はありません。歯ブラシにひとつまみの重曹を振りかけて歯を磨いてみてください。うがいの場合は500mlの水にスプーン一杯(3gほど)入れてかき混ぜ、うがいをします。注意点として、重曹は研磨力に優れているため、磨きすぎるのはNGです。使用後は水で口をよくゆすぎましょう。

2-3.注意点

歯の黄色い箇所をフォークやナイフで削る人もいますが、エナメル質を損なうだけですのでやってはいけません。研磨剤を含むスポンジなどでこするのも同様です。ダメージを受けた歯は飲食物の着色に染まりやすく、余計に黄ばみを悪化しかねません。適切な歯磨き粉を使う・ホワイトニングを検討する・食生活を見直すことで改善しましょう。

また、海外製品を積極的に取り入れる方もいますが、あまり推奨できません。確かに海外では歯科に保険が利かない国もあり、歯を自分で管理する傾向にあります。そのため、市販の歯磨き粉に、研磨・美白・虫歯予防に期待できる優れた性能があるのです。けれど、基本的に日本人の口内環境には適していません。前述しましたが、日本人は欧米人よりも歯のエナメル質が薄いのです。海外製品を検討している方は、よく成分を調べてから購入してください。

3.歯の黄ばみを病院で落とす方法

自力の歯黄ばみ改善を前項で述べましたので、次は黄色い歯を病院で治療する方法をまとめていきます。ホワイトニングについても詳しく触れますので必見です。

3-1.ホワイトニングについて

歯科医で歯黄ばみを治療してもらうホワイトニングは主に2種類です。2つの特性を併せ持った第三の選択もありますので、一緒に紹介していきます。

3-1-1.ホームホワイトニング

自宅でできるホワイトニングです。歯科で歯型を取ってマウスピースを作り、専用の薬剤を処方してもらえばあとは自分のペースで気兼ねなくホワイトニングができます。やり方は至って簡単で、マウスピースの中に薬剤を塗って歯に装着するだけです。1日1~2時間を目安に3週間ほど続けると、歯が白くなってきます。食生活にもよりますが、大体1~2年間は白い歯をたもつことが可能です。

ホームホワイトニングは歯科医に通う必要がありません。そのため、平日仕事をしている方でも手軽にホワイトニングを始めることができ、好みの白さまで続けられる利点があります。ただ、効果が現れるまでに時間を要するので急いでいる方には不向きです。また、マウスピースを装着する前には歯磨きをする手間があります。

3-1-2.オフィスホワイトニング

歯科医でやってもらうホワイトニングです。強い薬剤を使用するので事前に歯茎を保護し、薬剤を塗った歯に特殊な光を当て、色素を根元から分解します。30分~1時間ほどで治療可能です。効果も早く現れ、およそ半年は歯の白さをたもてるでしょう。歯科でおこなうので歯の状態をチェックすることができ、何より安心できます。定期的に歯科に通う必要はありますが、自分でやる手間はかかりません。ただ、薬剤が強力ですので歯のエナメル質が薄くなっている方は知覚過敏になる場合があります。歯を白くたもてる持続期間もホームホワイトニングに比べると半分以下です。

3-1-3.デュアルホワイトニング

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを一緒におこなっていく方法です。自宅でのケア・歯医者での治療を短期間に集中しておこなうので最も効果が早く現れます。けれど、2種を同時に採用するため、料金は高額になりがちです。

3-2.受診すべきタイミング

歯を白くしたい理由にもよりますが、社のプレゼン・結婚式などの催しに合わせる場合は治療期間を見積もっておく必要があります。歯科医に通って治療してもらうなら1週間ほど前からでも間に合いますが、何かと忙しい方もいるでしょう。とはいえ、自宅でホワイトニングするときは効果が現れるのに3週間前後かかります。薬剤と相性が悪い場合はさらに時間がかかり、虫歯があった場合、先に治療する可能性も否めません。

上記のことを考慮し、「この日までに歯を白くしたい!」という方は、最低でも目的の日より1か月前には歯科医に相談してください。

3-3.費用について

ホワイトニングは自宅・歯科医での治療方法問わず、決して安くはありません。下記に相場をまとめてみましたのでぜひ参考にしてください。

  • ホームホワイトニング(マウスピース作成代・薬剤代でおよそ3~5万円)
  • オフィスホワイトニング(歯1本3000円などで算出され、割高になる傾向があります)
  • デュアルホワイトニング(ホームホワイトニング・オフィスホワイトニングを合わせた料金となります)

3-4.歯医者選びのポイント

まずは受診する歯科医のホームページを調べてください。治療方針や料金表をはじめ、初心者が見てもわかりやすく情報が掲載されているか否かで、歯科医がどれほど患者さん目線なのか判然とします。アクセスも確認しておくと、今後通うことになったときに時間の調整をしやすいです。

もちろん、情報が載っているのは歯科医のホームページだけではありません。歯科の口コミは多いので「地区・歯科の名前」で検索してみてください。実際に利用した人のコメントを見ることができると思います。

そして、実際に来院した日は受付の応対に注目してください。院長の方針は従業員に顕著に表れます。本来、態度の悪い従業員は院長が見とがめ、教育するのが当たり前です。よって、従業員の態度が悪ければ、そもそも院長に問題がある可能性を想定できます。「従業員の応対=院長の人柄」と覚えておいてください。

また、見えない口内の治療を他人に任せるわけですから、患者さん目線の院長は「不安にさせてはいけない」としっかりとした説明をしてくれます。治療方針・費用・あなたに適した治療の提案など、過去の治療例を出して丁寧に教えてくれる院長は信用できるでしょう。

3-5.注意点

ホームページに院長の顔写真が載っていない場合は要注意です。過去にトラブルを起こした院長は顔を隠すため、あえて掲載していない場合があります。有能な医師は患者さんに情報を伏せるようなまねはしません。ほかの医院を検討することをおすすめします。

4.歯の黄ばみを予防する方法を解説!

ホワイトニングをしても適切な予防をしないと歯は容易に黄ばみます。最後の項では、歯黄ばみを予防する方法のご紹介です。

4-1.タバコ

百害あって一利なしといわれ、タバコを吸っていると歯の黄ばみは避けられません。一番の打開策はやめることです。が、ぱっとやめることができれば苦労はしませんよね。最近は水蒸気のタバコ・電子タバコも出回っています。タバコは口臭の要因にもなりますので、可能な限り控える・やめる道を選んでください。

4-2.飲食物について

ウーロン茶・醤油(しょうゆ)・赤ワインなど、色の濃い食品・飲食物を日常的に摂取していると、ホワイトニングをしたとしても歯の白さが続きません。食べない・飲まないようにすることが望ましいですが、醤油などはそうそう絶てるものではないですね。そのため、食事をしたあとは口をゆすぐ習慣を身に付け、食事にはなるべく原液での使用を控えましょう。

4-3.生活習慣

食事とタバコに気を付ければ「これで黄色い歯にはならない!」と思いがちですが、実は、生活習慣の改善が歯の白さにより磨きをかけます。たとえば、おやつなど間食が多いと口内環境が常に酸性になり、歯のエナメル質がどんどん溶けて黄ばみやすい歯になっていくのです。寝る時間がバラバラ、あるいは夜中も起きている不摂生な生活を送っていればホルモンバランスが崩れ、だ液の分泌も正常に働きません。だ液がなければ口は乾燥しやすく、汚れも歯に付着しやすくなります。

また、だ液は口内を弱酸性に戻す役目を担っているため、分泌が滞ると口の中が常に酸性、いわば歯を傷め続けていることになりかねません。食生活・睡眠・体のバランスを整えるための運動など、生活習慣を根本から見直してください。そうすることで、歯の白さをたもつことが容易に可能となります。

4-4.注意点

ここまで歯を白くたもつ方法を挙げてきましたが、飲食物に気を付け、歯磨きを毎日きちんとしていても加齢には勝てません。ホワイトニングをしても、年を経るごとに歯は徐々に黄色くなるものです。歯に栄養が行き渡っていないことが要因となります。

とはいえ、「いつか黄色くなるならもういい!」と歯の管理を怠ってはいけません。定期的なケアを続けることで、自前の歯をいつまでも健やかにたもつことができます。

5.歯の黄ばみに関するよくある質問

この項ではインターネットを介して寄せられるお問い合わせ内容をまとめてみました。歯の黄ばみについてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

Q.ホワイトニング以外には歯を白くする手段はないのですか?
A.ラミネートベニアという方法があります。削った歯の表面に人工の歯をはる治療法です。歯の形を整えるときなどに採用され、芸能人の方でもよく目にします。

Q.タバコのヤニ取りもホワイトニング?
A.タバコのヤニ取りは歯のクリーニングです。よく勘違いされがちですが、歯のクリーニングとホワイトニングは異なります。歯のクリーニングはPMCT(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼ばれ、頑固な歯の汚れを除去することが目的です。付着物を落とすと歯が白く感じられるため、ホワイトニングと錯覚しやすいでしょう。けれど、ホワイトニングは歯の表面・あるいは内部を漂白することを指し、クリーニングとは別の方法となります。

Q.費用を安くする方法はありませんか?
A.あまり安い歯科医はおすすめできませんが、ネット割引をはじめ、フリーペーパーなどにクーポンを掲載している医院も数多いです。ただ、受診すると結局正規の値段で案内されるケースもあるので事前に確認するようにしてください。

Q.ホワイトニングは痛いですか?
A.オフィスホワイトニングですと、強い薬剤を用いるため刺激を感じる場合もあります。もし以前にホワイトニングが痛すぎて断念したという方は、不安に感じるのも仕方ありません。ですが、当院では事前に治療方針を説明し、きちんと歯茎を保護したうえで治療していきますので安心してください。

Q.ホワイトニングを施せない人っていますか? 条件があるなら教えてほしいです。
A.年齢の上限はありませんので、どうぞお気軽にご相談ください。治療できないケースとしては、妊娠中や授乳中の方・あるいは無カタラーゼ症の患者さんが当てはまります。

まとめ

最後まで記事をお読みいただき、誠にありがとうございます。歯黄ばみについて原因と改善方法を述べてきましたが、自分に合った方法は見つけられたでしょうか?

ホワイトニングをするとき「白すぎる歯はおもちゃみたいで嫌」という声も耳にしますが、白さは患者さんの希望によって調節可能です。髪の毛を染める過程・方法をイメージしていただければわかりやすいでしょうか。理想の白い歯を手に入れると、今想像しているよりも数倍は心が躍ります。「歯を見せたい」「けど、あからさまなのはちょっと」といった試行錯誤から、気付けば自然な笑みを浮かべることができ、好感度アップ間違いなしです。ぜひ歯の黄ばみ改善を前向きに検討してみてください。

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