舌磨きの正しいやり方・ポイントは? 舌苔をキレイに取り除く方法

「舌の汚れが取れない」「汚い舌が気になる」など、舌の状態に悩んでいる方は多いでしょう。舌の様子は健康状態につながっているといわれています。あなた自身の健康のためにも、舌をきれいにしましょう。これから、舌の汚れである舌苔(ぜったい)や舌磨きの基礎知識・セルフチェック法・舌磨きの方法など詳しく説明します。

  1. 舌磨きの基礎知識
  2. 舌のセルフチェック法
  3. 舌磨きの方法について
  4. 舌磨きと歯科について
  5. 舌磨きに関してよくある質問

この記事を読むことで、舌の状態を改善するために必要な情報が入手できます。正しい舌磨きをしてきれいな状態を維持し続けましょう。

1.舌磨きの基礎知識

正しい舌磨きをするためには、舌の汚れに関する知識が必要です。舌の汚れや舌苔など詳しく説明していきましょう。

1-1.舌磨きは良いのか、悪いのか?

舌磨きは口臭を悪化させるなど噂(うわさ)が飛び交っているため、汚れを取りのぞくべきか悩んでいる方は多いでしょう。実際、舌磨きは口内炎やインフルエンザの発症リスクを抑えられるという研究データが出ているのです。鶴見大学の歯学部教授も舌磨きはインフルエンザ予防になると発言しています。人の口の中には、およそ100億個以上もの菌がひそんでいるため、舌磨きによる口腔(こうくう)ケアで菌を除去したほうが良いのです。ただし、舌磨きをしすぎると口腔ケアに必要な唾液の量が少なくなってしまいます。舌磨きが悪いといわれているのは“やりすぎること”なのです。正しい舌磨きの方法をマスターしておけば、上手に汚れを取りのぞくことができるでしょう。

1-2.舌の汚れとは

舌が汚れていると健康状態が悪い証拠です。白く、黄色くなっている舌の表面は汚れています。舌は皮膚と同じく、ターンオーバーしているところです。舌の垢(あか)がついてはがれた細胞が舌の表面に付着してしまいます。ターンオーバーの状態が悪ければ悪いほど、細胞が古くなり、垢(あか)がたくさん出てきてしまうのです。ある程度の汚れは良いですが、分厚い白色の汚れや黄色になっているのはNGな状態になります。また、舌の表面は絨毯(じゅうたん)のように微細な突起で敷きつめられているものです。そのため、汚れがつきやすい部分であり、定期的にきれいにしていかなければなりません。

1-3.舌苔について

舌の汚れで代表的なのが「舌苔」です。舌苔は食べかすや口の中の細菌によってできています。舌苔の色や厚さなどは人によって違うものです。具体的な例を以下に挙げてみました。

  • 分厚く白い状態:胃など消化器官の働きが弱くなっている
  • 舌苔が黄色い:熱や喫煙が原因
  • 舌苔が黒い:口内の細菌バランスが乱れている
  • まったくついていない:栄養不良・ミネラルや鉄分が不足している
  • 舌苔がない部分がある:胃腸が弱くなっている

健康的な人には白い舌苔が全体的に薄くついています。しかし、異常な量の舌苔は、口臭だけでなく、アフタ性口内炎やカタル性口内炎の要因になるのです。さらに、ウイルス性口内炎・アレルギー性口内炎の発症率も高くなります。

1-4.舌が汚れるとどうなるのか

舌が汚れると口臭がひどくなるほか、口内炎やウイルスに感染しやすくなります。最も多いトラブルは、やはり「口臭」ですね。口臭はなかなか自分では気づきません。人から指摘されて気づいたケースがほとんどです。舌が汚れれば汚れるほど、口臭がきつくなるでしょう。会話をするとき、人に迷惑をかける可能性もあるので注意しなければなりません。

1-5.舌が汚れる原因

舌が汚れる原因は、ストレスや口呼吸による乾燥・生活習慣の悪化・タバコの吸いすぎ・磨きのこしなど多種多様です。原因を見つけるためにもあなた自身の生活習慣を見直してみてください。舌の汚れが異常な場合は、すぐ歯医者を受診したほうが良いでしょう。

2.舌のセルフチェック法

舌が汚れているかどうか自分でできるチェック法をご紹介します。誰でも気軽にできるセルフチェック法なので、ぜひ試してみてください。

  • 舌の色が全体的に白くにごっている
  • 舌の色が全体的に黒くにごっている
  • 爪で舌をなぞってみると汚れが固まる
  • 手で口をおおい息をして口臭が気になる

以上の項目に2つ以上当てはまる方は舌が汚れています。今すぐにでも舌苔を取りのぞかなければなりません。また、以下の項目に当てはまる方は、舌の状態が良い証拠です。

  • 舌の色がピンク色になっている
  • 舌の表面に白い膜がうっすらついている
  • 手で口をおおい、息をしても臭いが気にならない

定期的に舌の状態をチェックしておきましょう。

3.舌磨きの方法について

それでは、舌磨きの方法を具体的に紹介していきたいと思います。また、舌磨きの効果も一緒に説明しましょう。

3-1.舌磨きの効果

舌磨きの効果は見た目がきれいになるだけでなく、口腔ケアにも役立つことです。異常な量の舌苔や垢(あか)を取りのぞくことができます。すぐに効果が出るとは限りませんが、地道に舌磨きを続けることで口内炎の発症率も低くなるでしょう。特に、口臭を抑える効果が抜群です。舌の汚れは口臭の原因をおよそ60%も占めているといわれています。よって、舌磨きをすることで口臭が気にならなくなるのです。子供の口臭が気になる親御さんは、子供の舌磨きを始めてみてください。

3-2.舌磨きの間違ったやり方

正しい方法について説明する前に、舌磨きの間違ったやり方を把握しておきましょう。よくありがちなのが、舌苔を取りのぞくために歯ブラシを使うことです。歯ブラシではなく、舌専用のブラシを使用しましょう。薬局・ドラッグストアで舌専用のブラシが手に入ります。一般的な歯ブラシよりもやわらかいので余計な刺激を与えずに舌磨きができるでしょう。舌は非常にデリケートな部分なので、強く磨くとすぐに傷ついてしまいます。磨きすぎは口内炎の原因にもなるので、優しく磨くことを心がけてください。

3-3.正しい方法

舌磨きで悪化しないためにも、正しい方法を把握しておきましょう。舌をきれいにする方法をグッズ・タイミング・回数などにわけてご紹介します。

3-3-1.グッズ

歯ブラシを販売している会社から舌専用のブラシが登場しています。たとえば、オーラルケアから出ている「舌苔トル」です。特殊な3枚のフィンがついているので短時間で効率的に舌苔を取りのぞくことができます。価格は1本380円です。また、お口の専門店からは「舌ブラシ160」が登場しています。舌ブラシ160はやわらかい毛束が特徴的です。普段の歯ブラシ感覚で扱えるので簡単に舌磨きができるでしょう。価格も1本170円とお手頃です。ほかにも、舌専用クリーナーなど舌磨きのグッズがたくさんあります。薬局でぜひチェックしてみてください。

3-3-2.タイミング・回数など

舌苔は食事や会話で出る唾液によってきれいになります。そのため、会話や食事が長時間ない睡眠時が最も舌苔が多くなるときです。よって、舌苔を取りのぞくタイミングは朝起きたときがベストになります。また、回数は1日1回だけにしてください。1日何回も舌磨きをやっていると、逆に表面がガサガサしてしまいます。舌の状態がおかしくなることもあるので、やりすぎには十分に注意しましょう。

3-3-3.方法

まず、鏡で舌の状態や汚れている部分を確認してください。舌専用ブラシに舌クリーナーをひたした後、軽く当てながら舌の奥から手前にひいていきます。奥にブラシをいれすぎてしまうと吐き気を催すので注意してください。奥から手前にひいた後は、横向きにして舌をブラシでなぞります。舌ブラシに汚れがつかなくなるまで繰り返しましょう。舌磨きを2~3日続ければ、汚れも少なくなるはずです。

3-3-4.注意点

毎日舌磨きをする前に、舌に汚れがついているかどうか確認してください。習慣化してしまうと、汚れがついていないのにもかかわらず舌磨きを続けてしまいます。結果、舌に過度な刺激を与えてしまうのです。舌磨きを毎日続けていけば、必ず汚れは落ちます。鏡で確認してから舌磨きを始めてくださいね。また、早く舌をきれいにしたいからと強く磨きすぎる人が多いです。舌はデリケートな部分なので強く磨きすぎるとすぐに荒れてしまいます。余計に細菌が増えてしまうので、あくまで優しく、ゆっくり磨いてくださいね。

4.舌磨きと歯科について

自分でする舌磨きも大切ですが、歯科での口腔ケアも必要です。自宅ではできないケアができます。プロによるケアとセルフケアによって、口腔ケアは成り立つものです。

4-1.プロフェッショナルの口腔ケア

舌の汚れの完全除去や口腔内の健康を維持するには、プロフェッショナルの口腔ケアが必要です。プロフェッショナルの口腔ケアは歯医者でできます。現在の口腔状態に合ったセルフケアの指導や歯石(しせき)の除去などの専門的なケアが可能です。自分でする歯磨きや舌磨きでは除去できない汚れを、歯医者では取りのぞいてくれるでしょう。実際、健康的な口腔を保ち続けている方は、セルフケアとプロフェッショナルによるケアを上手に取り入れています。

4-2.定期検診について

あなたは歯医者での定期検診を受けているでしょうか。舌苔や口臭はもちろん、虫歯・歯周病・口内炎などお口のトラブルは、定期検診で防ぐことができます。何より、お口のトラブルは早期発見と早期治療が大切なのです。また、トラブルになった後では治療費が高くついてしまいます。早期治療をおこなえば治療費も安く済むでしょう。そんなメリットだらけの定期検診は、最低でも半年に1度の頻度で受けてください。定期検診はあなたの口腔健康を維持してくれます。

4-3.歯医者選びのコツ・ポイント

口腔ケアや定期検診は歯医者で受けることになるでしょう。そこで、最も大切なポイントが「歯医者選び」です。悪質な歯医者を選んでしまえば、お口のトラブルとなる菌を見逃してしまいます。歯医者選びの際に気をつけてほしいのは、“丁寧な説明”と“検査内容”です。長期的な治療や健康の維持は、歯の状態を知ることから始まります。歯医者が患者様の歯を知るためには検査が必要不可欠です。治療をおこなう前に検査をきちんとしてくれるかどうか確認しましょう。そして、患者様を安心させられる“丁寧な説明”も大切です。治療説明を細かくしてくれるか、質問に丁寧に答えてくれる歯医者は信用できます。吉松歯科医院では患者様に合わせた治療を提案しておりますので、ぜひホームページをチェックしてみてください。

吉松歯科医院

4-4.注意点

気になるところがあれば、すぐ歯医者に相談してください。歯の状態や異変は本人だけがわかることです。たとえば、舌のブラシの使い方がわからない場合、自己流で完結するのではなく歯科医師に相談しましょう。歯科のプロなので、正しい使い方を丁寧に教えてくれますよ。何でも1人で解決するのではなく、歯医者に相談したほうが安心です。

5.舌磨きに関してよくある質問

舌磨きに関してよくある質問を5つピックアップしました。舌の汚れが気になっている方や舌磨きについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

5-1.舌苔が黄色になる原因とは?

ストレスや睡眠不足などの不規則な生活習慣、タバコの吸いすぎが主な原因です。セルフケアはもちろん、生活習慣の改善に努めましょう。

5-2.舌苔の予防とは?

舌苔の予防法は規則正しい生活習慣や鼻呼吸です。不規則な生活習慣は舌の状態を悪化させる要因になります。また、口呼吸をしていると口腔内が乾燥状態になるものです。鼻呼吸を心がけることも、大切な腔内ケアになります。口呼吸で悩んでいる方はマウスピースを使用するなど、歯医者と相談しながら対策を立ててください。

5-3.舌磨きでおすすめのクリーナーとは?

SHIKIEN株式会社から販売されている「W-1(ダブルワン)」がおすすめです。舌の粘膜を傷つけずに舌苔を取りのぞくことができます。舌磨き初心者におすすめです。

5-4.舌磨きをしてはいけない人はいるのか?

舌苔が慢性化している場合、舌が真っ白になっています。慢性的になっている場合、下手に自分で舌磨きをしてはいけません。逆に、細菌が繁殖してしまいます。そのため、すぐに歯医者を受診してください。

5-5.悪質な歯医者の見極めポイントとは?

悪質な歯医者は患者様の意志を無視します。十分な説明もなく、勝手に治療・施術を始めるでしょう。また、対応も悪いのですぐに見わけがつきます。

まとめ

いかがでしたか? ある程度の量の舌苔は問題ありませんが、異常な量の舌苔は取りのぞかなければなりません。舌ブラシ・クリーナーを使用して舌磨きを2~3日続けてください。1日1回続けていけば、自然と舌苔がなくなります。舌が真っ白になるほど舌苔の量が多い場合は歯医者で取りのぞいてもらいましょう。また、セルフケアと同時に歯医者によるプロフェッショナルの口腔ケアも必要です。Wアプローチによって口腔内が健康的になります。きちんと舌の状態を把握してケアをすることが予防につながるのです。

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