
歯の神経の治療について知りたい方必見!根幹治療6つのポイント
歯の神経を抜きましょう…と歯医者さんにいわれ「神経って本当に抜いても大丈夫なんだろうか?」とお悩みの人は少なくありません。昔は、歯の治療のときに削って神経を抜く治療はよく行われていました。しかしながら、最近ではどうしても抜かなければならない場合以外は、歯の神経は抜かない治療方針に変化しています。
歯の神経はどのようなときに抜かなければならないのか、どんな方法で治療するのか…と不安になっている方に向けてここでは詳しくご説明しましょう。
この記事を読んでいただければ、自分の歯にはどのような治療が必要なのかがおわかりいただけると思います。また、これから歯医者さんの治療を受けたい方は、どのような歯医者さんを選べばよいかもおわかりいただけるでしょう。ぜひ、参考にしてください。
1.歯の神経について
歯と歯の神経の基礎知識をご紹介しましょう。
1-1.そもそも歯の神経とは?
私たちが「歯の神経」と呼んでいるのは、正確には「歯髄(しずい)」といいます。歯髄は歯の中心部にある組織で、血管・神経線維・リンパ管などが集まっているのです。
1-2.歯の神経はどこにあるの?
歯は、表に出ている白い部分を「歯冠(しかん)」といい、歯ぐきの下に隠れている部分を「歯根(しこん)」といいます。そして、歯は以下のような構造になっているのです。
- エナメル質…歯の1番外側の部分。エナメル質は身体の組織中、最も硬度があります。
- 象牙質…エナメル質の下にあり、歯のほとんどを構成しています。エナメル質よりも柔らかく、この部分に虫歯が達すると侵食が進んでしまうのです。
- 歯髄…エナメル質・象牙質の下にあるのが一般的に「歯の神経」と呼ばれている歯髄です。「歯の神経を抜く」治療とは、この歯髄部分をすべて取り除くことになります。(専門用語では「抜髄(ばつずい)」と呼びます)
- セメント質…歯根の象牙質をおおっている組織。
- 歯根膜…歯槽骨(しろうこつ:歯を支えている骨)と歯根の間にある薄い膜です。
- 歯根膜…歯を支えている骨で、歯周病などが進行し破壊されると歯が抜けてしまいます。
このように、歯の神経(歯髄)は歯の中心部分にあるのです。
1-3.歯の神経の働き
歯の神経には以下のような働きがあります。
1-3-1.虫歯や歯のトラブルを知らせる
虫歯ができて進行すると冷たいものや熱いものがしみますよね。それは、歯の神経が痛みを伝えてくれるからなのです。歯の神経を取り去ってしまうと虫歯が進行しても痛みを感じなくなってしまいます。そして、痛みを感じるころには虫歯は進行してしまい、歯を抜かざるおえなくなることも多いのです。また、歯の神経は知覚過敏などのトラブルも知らせてくれます。
1-3-2.虫歯から守る
歯の神経は、虫歯ができると歯を硬くしたり歯の組織を作ったりして虫歯の進行を防御します。
1-3-3.歯の損傷を守る
歯の神経と呼ばれている歯髄には神経のほかにも血管があり、血液中の水分を歯に供給しています。そのために、神経を抜くと歯の水分が失われてしまうので歯が割れやすくなってしまうのです。
2.歯の神経の治療が必要なとき
歯の神経を治療しなければならないときとはどのようなときでしょうか。
2-1.どんなときに歯の神経の治療をするの?
歯の神経を抜くか抜かないか…は、神経部分まで虫歯が進行して細菌に侵されているか否かによります。細菌が歯の神経まで到達して腐っている場合、激痛を感じるので神経の治療が必要なのです。
- 歯がズキズキと痛む。
- 食事のときに食べ物をかむと痛みを感じる。
- 夜寝ているときにうずくような痛みがある。
- 冷たいものがしみて痛い感覚が5秒以上続く。
- 痛み止めの薬が効かない。
- 歯の痛みだけではなく顔の腫れもある。
上記のような症状がある場合は、神経の治療が必要になります。
2-2.虫歯の進行度と治療
虫歯の治療は進行具合によって異なります。まだ、初期の段階であれば歯の神経の治療は行わなくても済むのです。どの段階になると歯の神経の治療が必要になってしまうのでしょうか。
2-2-1.要観察の歯(CO)
歯の1番外側にある硬いエナメル質が溶けはじめている段階です。まだ歯に穴は開かず白っぽくなっている状態となります。けれども、きちんと歯の手入れをすれば「再石灰化」作用が働き、虫歯は修復されるのです。この段階では神経の治療は行いません。
※ 再石灰化…食事のたび微量に溶ける歯をだ液で修復する力。
2-2-2.初期の虫歯(C1)
エナメル質が溶けて小さな穴が開いている状態です。虫歯部分だけを削り、コンポジットレジンという樹脂製の補てん物を詰める治療を行います。
2-2-3.冷たいものがしみる虫歯(C2)
虫歯がエナメル質の下にある象牙質まで進行した状態です。虫歯が歯の神経に近づけば近づくほど冷たいものや熱いものがしみます。
この段階の治療としては…
- 虫歯部分を削りコンポジットレジンを詰める。
- インレー(詰め物)を入れるための型取りをして仮の詰め物でふさぐ。
2の場合は、インレーができたら仮の詰め物を外して詰め替えます。この段階でも神経の治療は行いません。
2-2-4.痛みを感じる虫歯(C3)
歯の神経まで虫歯が到達し、ズキズキと痛みを感じる状態です。食事時だけではなく何もしていないのに痛みを感じます。このように痛みが強くなってきた場合は虫歯を削り神経を取り除く治療を行うのです。炎症の状態によりますが1~2か月ほど治療時間がかかります。
2-2-5.末期状態の虫歯(C4)
歯の神経が死んで、歯が崩れそうになっている「虫歯の末期状態」です。この段階になると、歯を残すのは難しいため抜歯(ばっし)になります。
3.歯の神経の治療法
歯がズキズキと痛む、顔が腫れてきた…などの場合は、放置しないですぐ歯医者で診察を受けてください。歯の神経の治療をするときにはどのような検査を行うのでしょうか。
3-1.歯の神経の検査・診断
昔は、歯医者さんに行くとずいぶん待たされて治療は10分だけ…ということもよくありました。しかしながら、近年では初診時にしっかりと時間をかけて検査を行い、治療時間も30分~1時間はかけるというスタイルの歯医者さんが多くなってきたのです。
- 初診の患者は簡単なアンケート記入をし、それにもとづき問診をする。
- 口くう内の状態を診察し、衛生状態・歯ぐきの炎症・歯の動揺度・かみ合わせなどをチェック。
- 患者さんの歯の状態に応じてレントゲン(場合によってはCT)、口腔内の写真撮影など。
そして、検査や診察の結果、患者さんの要望も取り入れながら、今後の治療方針を立てます。痛みがひどく顔が腫れているような場合は、すぐに患部をいじらず、痛み止めや抗生物質などを処方して状態が落ち着くまで数日は様子を見ることがほとんどです。
3-2.歯の神経・治療の種類
歯の神経の治療とは、根管(こんかん)治療と呼びます。根管とは、歯の神経(歯髄)が詰まっている管状になっている部分です。根管治療には2種類あります。「抜髄(ばつずい)」と「感染根管治療」です。どのように違うのでしょうか。
3-2-1.抜髄(ばつずい)
抜髄とは、「神経がある歯」の虫歯が進行し歯髄(しずい)炎などを起こしている場合に行う、歯の神経(歯髄)を取る治療です。虫歯の状態が進み、痛みがひどいときに行います。この処置を「抜髄(ばつずい)」と呼ぶのです。歯髄炎の場合、歯髄は生きていて免疫力もあるので、根管内に細菌はほとんどいません。
抜髄をして洗浄・消毒をし、土台やかぶせものを完璧にセットすれば無菌状態を作ることができるのです。
3-2-3.感染根幹治療
歯髄炎を放置して治療をしないと、歯髄組織が細菌により殺された状態になります。そうなると免疫力もなくなり、歯の根っこの部分に細菌がどんどん増えていくのです。過去に抜髄をした歯でも、根っこに細菌が入り込むと同様に増殖します。そして、細菌は歯を支えている骨も侵して「根尖性歯周病(こんせんせいししゅうえん)」を引きおこしてしまうのです。そうなると、歯痛だけではなく歯がぐらぐらになり抜歯をしなければならないこともあります。
そこで、根管に入っている細菌を取り除いて、クリーンな状態にしてから薬を詰め、炎症を抑える根幹治療が必要になるのです。感染根幹治療は抜髄とは異なり、細菌で汚くなっている状態から無菌状態にしなければならないので難易度が高い治療といえます。
3-3.根管治療の流れ
細菌のない状態で行う抜髄と、細菌だらけの状態で行う感染根幹治療の治療方法はほとんど同じです。根管をきれいにして消毒をして細菌を完全に取り除くことが目的となります。
基本的な流れは…
- 治療前の準備…歯や詰め物を削り、歯髄や根幹部分を露出してから歯髄を取り除く。過去に根管治療済みで、すでに歯髄を取り除いている場合は、詰めてある薬を取り除く。
- 清掃…根幹治療用の器具で残っている歯髄や薬などをていねいにこそげ落とし清掃する。
- 洗浄・消毒…薬で洗浄・消毒をして状態に合った薬を詰める。
- 確認…レントゲンで確認後、土台やかぶせものの治療を行う。
3-4.根幹治療で重要なこと
抜髄は、最初にしっかりと細菌が入らないように治療することが大切です。もし、少しでも細菌が残ってしまうと数年後に歯の根っこが化膿してしまいます。そうなると、感染根幹治療を行わなければなりません。
最近では、再発しないように根幹治療を行うときには、以下のようなことが必要といわれています。
- 治療を行う前にレントゲンだけではなくCTも撮る…レントゲンだけよりも、CTにより3次元的な情報を得られるので治療の精度が高くなります。
- ラバーダムを使用する…治療中にだ液が歯根に入らないよう、歯にゴムのマスク(ラバーダム)をかぶせ、だ液の接触を防ぎます。
- マイクロスコープを用い患部を拡大して見ながら治療する…人によって歯の根管の本数は異なります。また、歯の根管は細いもので0.1ミリほどしかありません。そこで、マイクロスコープを使って患部を拡大することにより精密な治療が可能になるのです。
- 清掃・洗浄後に根幹に詰める材料にバイオセラミックスを用いる…従来は、ガッタパーチャーというゴムのような薬を用いるのが一般的でした。最近では、抗菌性や水硬(すいこう)性などが優れているバイオセラミックスを用いる歯医者さんも増えているのです。
3-5.根管治療の期間と費用
根管治療の費用は歯医者によって大きく異なります。検査や治療に用いる機器などによっても値段の差が出るのです。保険診療3割負担の人なら4,000円程度で4~5回治療に通えば終わります。
ただし、健康保険が使える治療では使用できる検査や薬、器具などに限界があるのです。そのため、最新の根管治療を受ける場合は自由診療となります。自由診療の場合、1本4万円~12万円までと治療費には差があるのです。治療にかかる時間は、患者さんの症状によって3~4回の治療で済む人と6回以上必要な場合もあります。
4.歯の神経は抜く?抜かない?
歯の神経は抜かないほうがいい…という話を耳にしたことがある人は多いでしょう。けれども、「2.歯の神経の治療が必要なとき」でも取り上げたように治療しなければならないときもあります。ただし、昔と異なり、現在はできる限り歯の神経や歯を残す方向で治療方針を考える歯医者さんが多くなっているのです。
4-1.歯の神経を抜くメリットとデメリット
根管治療(抜髄や感染根管治療)を行い、歯の神経をすっかり取り去ってしまうとどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
4-1-1.メリット
- 細菌が骨まで侵食して歯を抜かざるおえない状態になることを防ぐ。
- 歯を残すことができる。
- ズキズキとする歯の痛みから解放される。
- 抜歯をしてインプラントにするよりも安い。
4-1-2.デメリット
- 治療費や治療時間がかかる。
- 根幹治療を得意とする歯科医を選ばないと再発する可能性がある。
- 歯の神経を取ってしまうので、再度その歯に異常が起こっても自覚できない。
- 精度の高い根幹治療を行う歯科を探す必要がある。
5.歯と歯の神経を守るために
歯医者に通うのが大好きという人は少ないでしょう。本音をいえば、虫歯の治療や根管治療などはしたくないと願う人のほうが多いのです。けれども、歯医者の治療が苦手な人ほど、実は歯医者に通ったほうがいい…ということはご存じでしょうか。自分で行う歯のケアと、定期的な歯医者での健診により虫歯や歯のトラブルを予防することが大切なのです。
5-1.自分でできる虫歯予防法
日頃から自分でできる歯のケアで虫歯を予防しましょう。
5-1-1.正しい歯磨き
虫歯の原因となる歯垢(しこう)を落とすには、食後30分たってから歯磨きを行いましょう。歯ブラシを「歯に直角に当てて」15分ほど磨いてください。1番奥の歯や歯並びが悪い部分は、細かい部分にブラシが届くタフトブラシを使用しましょう。
5-1-2.デンタルフロスや歯間ブラシ
歯医者や歯科衛生士は、歯ブラシだけではなくデンタルフロスや歯間ブラシを使用しています。虫歯の90%は「歯と歯の間」にできるのです。歯ブラシが届きにくい歯間の汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシを使用してていねいに落とすことが重要になります。
5-1-3.フッ素洗口剤
フッ素洗口液は、歯を磨いた後に使用すると歯が強化されるので虫歯予防に効果的です。
5-2.歯医者さんの定期健診
歯の治療は終わったし特に痛いところはない…と安心してる人でも歯医者さんでの定期健診が必要です。歯は自分でケアするだけでは虫歯を完全に防ぐことはできません。
定期健診では…
- 虫歯や歯周病など口くう内のチェック
- 治療後の確認
- 詰め物などの不具合確認
- 歯のクリーニング
などを行います。特にブラッシングで歯こうは落とせても、歯石は自分では落とせません。歯石は軽石のように小さい穴が開いているためにそこに細菌が付きやすいのです。そして、細菌が繁殖して歯周病の原因になります。3か月~半年に1度は歯医者さんに通って歯のクリーニングをすることが大切なのです。
5-3.生活習慣で気を付けること
5-3-1.歯のケアは必ず行う
毎食後と就寝前には、歯ブラシ・歯間ブラシ・デンタルフロスによるケアは忘れないで行いましょう。昼間は職場にいるという人は歯ブラシセットを持ち歩きランチ後は歯磨きをしてください。
5-3-2.就寝前に飲食をしない
夜寝る前にアイスクリームを食べたり、甘い飲み物を飲んだりしてそのまま寝るのはNGです。眠っている間はだ液の分泌が減るので歯を保護する機能も衰えてしまいます。必ず歯磨きをしてから寝てください。
5-3-3.歯ぎしりや食いしばり
寝ている間に歯ぎしりをする人や、昼間でも気がつくと歯を食いしばるクセのある人は注意が必要です。歯の表面に細かいクラックが生じやすくなってしまいます。クラックに細菌が入ると歯ブラシが届かないので虫歯になりやすくなってしまうのです。
5-3-4.間食をしない
食事をしたりおやつを食べたりした後は、歯の表面がわずかに溶け出します。けれども、だ液が再石灰化をうながし、溶けた歯を修復するのです。食事と食事の間は「歯を休める時間」となります。
そのため、甘いおやつを食べたり、キャンディをなめたり甘い飲み物を飲んだりと間食をするのは歯に負担をかけてしまうのです。溶けた歯を再石灰可化でリセットする時間がないので虫歯になりやすくなってしまいます。
5-3-5.歯にいい飲み物や食べ物を積極的に取り入れる
甘い飲み物はやめて、口こう内の細菌が繁殖するのを抑える緑茶を飲む習慣に変えましょう。また、ミネラルやビタミンA・C・D・Kが豊富な食べ物を摂取してください。
5-3-6.食べること以外に歯を使わない
歯で瓶の栓を開けたり、糸を切ったり歯でものをくわえたりなど、歯に負担のかかる行為はやめましょう。また、氷をガリガリ噛む人もいますが歯が欠ける原因となるのでやめてください。
6.歯の神経治療に関するよくある質問
Q.最近、根幹治療にはラバーダムが必要だという話をよく耳にします。根幹治療をするときにラバーダムを用いるか歯医者に確認したほうがいいですか?
Q .根管治療は歯の根っこに細菌が入ることを完璧に防がなければなりません。けれども、日本ではラバーダムを使用せず綿などでだ液を拭き取りながら治療する歯科医もいます。せっかくきれいに治療した根管にだ液が入っては治療が無駄になってしまうのです。根管治療のときにラバーダムを使用するか事前に確認してください。
Q.根管治療は健康保険だと数千円で、自由診療だと数万円と治療費が違うのですが…。
A.根管の形状は人によって異なります。そして、細くて複雑なので肉眼ではっきりと見ることができないのです。そのために、根管治療は難しいといわれています。再発しないように精度の高い治療を行うには、キャリアや高度な技術も必要ですが、マイクロスコープやラバーダムなどの道具が不可欠なのです。それらを使用する高度な治療は健康保険ではできません。自由診療となり治療費もそれなりにかかることになります。
Q.昔、歯の神経を抜いてかぶせものをした奥歯がズキズキと痛むようになりました。歯の根っこの治療が必要だと思うのですが、どういうお医者さんを選べばいいでしょうか?
A.1度神経の治療をした場合は、感染根管治療が必要になります。神経を抜く治療(抜髄)よりも、感染している場所を治療して清掃し無菌状態にしなければならないので高度な技術が必要です。一般的な歯科医ではなく、高い精度の根管治療を得意とする専門の歯科医を選ぶほうがいいでしょう。
Q.虫歯が痛むので歯医者さんに行こうと思います。たくさんあって何を基準に選んでいいのかわからないのですが…。
A.最近は歯医者さんも増え選択肢が豊富になったものの選択するのに迷いますよね。以下のことを基準にしてください。
- 初診時にていねいな検査とインフォームドコンセントを行う…いきなり歯を削って治療をするような歯医者はやめましょう。初診のときにじっくりと口こう内の診察を行い治療内容や計画などを説明することに重きを置いている歯科医がおすすめです。
- 院内の衛生面がきちんと管理されている。
- 治療に必要な設備が整っている。
- 予約制で1回の診療時間を十分にとってくれる。
- なるべく削らない、抜かないなど歯を残す治療をポリシーとしている。
- 歯科医としてのキャリアがある。
- 電話したときの対応がよい。
ホームページなどをじっくり調べて比較検討してください。
まとめ
歯の神経治療に関しての基礎知識がおわかりいただけたかと思います。歯の神経を治療するのは誰でもちょっと不安になるものです。現在ではできるだけ神経は残すほうがいいといわれています。患者さんの状態によっては根管治療をして歯を残すことが可能です。歯の神経治療は、できれば最新の機材を用いているキャリアのある歯科医を選びましょう。