口臭の原因に?! 舌苔の取り方、舌をキレイに保つコツを解説!

鏡をのぞくと舌に白や黄色の付着物を確認できる人は多いでしょう。舌苔は口臭の原因にもなるため、きちんとケアしておきたいもの。しかし、「取り方が分からない」という人も多いのではないでしょうか?

なかなか取れない舌苔、その除去方法を知りたいと思いませんか? 舌苔の原因には、細菌や口呼吸などさまざまなものがあります。取り方や予防法を知っておくことで口の中を常に清潔な状態に保つことができるでしょう。

「舌苔とは何なのか?」「朝起きたときに口が臭いのは舌苔が原因なのか?」「舌苔の取り方や予防法を知りたい」そんな疑問にお答えします。

  1. 舌苔とは?
  2. 舌苔と口臭の関係
  3. 舌苔ができる原因
  4. 舌苔の取り方・予防法

1.舌苔とは?

1-1.本来は問題のないもの

舌の表面にある白っぽい付着物が、舌苔です。そもそも舌苔とは、食べ物の残りカスや舌の剝がれた上皮細胞をいいます。舌が正常に働いている証拠でもあり、本来は何の問題もないのです。

1-2.正常な舌苔と異常な舌苔

舌苔には正常なものと異常なものがあり、見極めることが大切です。正常な舌苔の場合、舌全体が薄いピンク色で、その上にうっすらと白く付着している状態。一方、異常な舌苔の場合は、特徴的な様子が確認できます。たとえば、白く厚い舌苔は、疲れたときや代謝が悪いときに現れやすく、風邪や高熱、口内炎が出ているときなどに多く発生するのです。

また、自律神経の乱れもその原因と考えられ、不眠症や精神的なトラブルを抱えていると発生しやすくなるでしょう。ただし、舌の縁や裏側まで白い場合は、別の病気である可能性もあるため、早めに歯医者で診てもらうことをおすすめします。

抗生物質を長期間服用していると黒っぽい舌苔が付着することも。舌苔が黒っぽくなったからといって薬の服用をやめず、医師に相談してみましょう。

黄色っぽい舌苔が付着する場合もあります。原因として考えられるものには、タバコの吸い過ぎや慢性胃炎、消化不良、婦人科系のトラブルなどが挙げられるでしょう。

舌苔が全くないからといって安心というわけではありません。舌苔が全くない状態は、呼吸器系になんらかの疾患があるか、栄養状態が悪いなどの原因が考えられるのです。また、代謝機能が衰えている可能性もあります。このように、舌苔が健康状態を表していることもあるため、注意が必要でしょう。

正常な舌苔と異常な舌苔があるんですね。
舌苔の色によって健康状態を判断することもできます。また、舌苔が全くないという場合も、安心というわけではないので要注意です。

2.舌苔と口臭の関係

舌苔は口臭の原因になることもあります。口臭の臭気成分である硫化水素は、その60%が舌苔によって作られています。舌の表面にたまった食べカスにタンパク質が含まれていると、細菌によって分解される際に硫化水素などの臭気が発生するのです。

舌苔が口臭の原因になることもあるんですね。
口臭の成分といわれている硫化水素の60%が舌苔によって作られています。

3.舌苔ができる原因

3-1.唾液の分泌量が少ない

ストレスや緊張、疲労、睡眠不足などによって唾液の分泌量が減少すると舌苔ができやすくなります。舌の表面にたまった汚れや細菌を洗浄、殺菌する効果が低下するためでしょう。唾液の分泌量を増やすには水分補給が必要です。

3-2.口呼吸

普段から口呼吸をしている人は、舌苔ができやすいでしょう。口呼吸によって口内が乾燥すると、舌に付着した汚れが乾燥してこびりつき、取れにくくなるのです。特に、朝起きた際に口の中が乾燥している人は注意が必要でしょう。寝ている間に口呼吸になっている可能性が高いため、舌に汚れがたまりやすいのです。

3-3.細菌

口内の細菌が舌の溝に入り込んでたまり、舌苔として白く見える場合もあります。色素を作り出す細菌が原因の場合は、舌苔の色が黄色や灰色、茶色、黒色などと変化することがあるでしょう。

3-4.剝がれた上皮のカス

舌全体の上皮や口内の上皮が剝がれ、たまったものが舌苔として白く見えることも。人間の舌は表面が角質化しています。この角質化がすすむと、舌の細胞が伸び、そのすき間に剝がれた上皮がたまりやすくなるのです。

3-5.食べカス

食べカスが舌の細胞間に入り込み、舌苔になることもあるでしょう。舌は本来、上あごに軽く付いている状態です。舌の位置が低かったり動きが悪かったりすると舌が周りと擦れず、食べカスが残ってしまいます。

3-6.舌の機能低下

舌の動きが少なくなると舌苔が出てきます。朝起きたときに口臭が最もひどくなるのは、寝ている間に舌の動きが悪くなることが原因なのでしょう。高熱や病気が原因で舌の機能が低下すると、より表面の汚れが落ちにくくなるため、舌苔が多くなるのです。

細菌や食べカスが舌苔になるんですね。
はい。また、舌の動きが少ないと舌苔が出きやすいといわれています。

4.舌苔の取り方・予防法

4-1.舌ブラシを使用する

舌苔を取り除くには、舌ブラシを使用するのが最も効果的です。まず、鏡を見ながら舌を前に突き出し、舌苔が付着している部分を確認しましょう。軽く水に浸した舌ブラシを舌の奥に当て、手前に引いてください。舌ブラシの先を水道の水でよく洗い、ブラシの先に汚れが付かなくなるまで繰り返しましょう。舌ブラシの使用は、1日に1回、起床時だけにしてください。何度も行うと舌の粘膜を傷付ける可能性があります。

4-2.舌を上あごに押し付ける

舌ブラシを使用せず、舌を上あごに押し付けるようにして、舌表面を擦(こす)り付ける方法もあります。ただし、舌苔は、取り過ぎもよくありません。生体反応が過敏に働き、より多くの舌苔が発生してしまう場合があります。この方法なら、舌苔を取り過ぎることも、舌を傷付ける心配もないでしょう。

4-3.舌苔を予防するには?

舌苔が増えると口臭も悪化します。舌苔が増えないように予防するためには、口内をできるだけ清潔な状態にする必要があるのです。まずは、唾液の分泌量を増やしましょう。唾液の量が多ければ、過剰な舌苔ができる前に、食べカスなどの汚れを洗い流すことができます。

唾液を増やす方法としては、口周りの筋肉を鍛えて「唾液腺」を刺激しましょう。日ごろから、歯ごたえのある食事や舌のトレーニングを行うことが必要です。また、食後にガムをかむことで舌や歯茎の間に残った汚れを絡め取ることができるでしょう。アゴの筋力向上や噛(か)み合わせの矯正にも効果があるためおすすめです。

舌苔を取り除くには舌ブラシを使用すればいいんですね。
口周りの筋肉を鍛えて「唾液腺」を刺激することも効果があるので舌のトレーニングを実践するのもよいでしょう。

まとめ

舌苔は気になる口臭の原因です。「自分で舌苔を取ることができない」「舌苔の様子が異常な気がする」という人は、早めに歯科医へ相談することをおすすめします。そして、普段から舌苔を増やさないような生活を心がけるようにしてください。

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