歯の詰め物が取れたときにすべき適切な対処法は? 注意点や応急処置

セラミックやメタル、ゴールドなどさまざまな歯の詰め物があります。詰め物は歯の治療に必要不可欠なものなので、取れてしまうと不具合が発生するでしょう。詰め物が取れたときはできるだけ早めに治療しなければなりません。

詰め物が取れたときの応急処置やすぐに歯医者に行けないときの対処法、絶対にやってはいけないことについて説明します。歯の詰め物が取れて困っている人はぜひチェックしてください。

  1. 詰め物が取れたときの応急処置
  2. すぐに歯医者へ行けない場合の対処法
  3. 絶対にやってはいけないこと

1.歯の詰め物が取れたときの応急処置

詰め物が取れたときの応急処置を把握しておけば、スムーズに歯のケアができます。そのまま放置してしまうと菌やウイルスが入ってしまうので注意しなければなりません。詰め物が取れたときの応急処置を3つ紹介します。

1‐1.取れた部分の歯をこまめにブラッシングする

詰め物が取れたとき、人それぞれ状況が異なるでしょう。取れた部分の歯はすっぴん状態と同じです。詰め物でカバーしていたのにウイルスや菌が歯の中に入ってしまいます。歯ぐきだけでなく、神経にも悪影響を及ぼす可能性があるでしょう。そのため、できるだけ清潔な状態を保ち続けなければなりません。

清潔さを保つには「ブラッシング」が1番です。ブラッシングをこまめにしてください。取れた部分の歯は入念にブラッシングした方が安心して生活できます。余計な刺激を与えないためにもなぞるようにブラッシングして清潔さを保ちましょう。

1‐2.取れた詰め物は容器で保管する

取れた詰め物を持っている場合は必ず「容器」に保管してください。空気が入らない密封できる密封容器がおすすめです。ティッシュにくるんで放置する人もいます。しかし、そのままでは詰め物にさまざまな菌がついてしまうので要注意です。再び取れた詰め物が使えるように保管しておかなければなりません。詰め物の保管によっては再び使えることもあるのです。捨ててしまうと非常にもったいないので注意してください。

また、詰め物を誤って飲み込んでしまった人もいるでしょう。飲み込んでしまったときは自然と排出するまで待ってください。呼吸に問題ない場合は便と一緒に排出できます。飲み込んだとき、呼吸や胸に違和感があるときはすぐ病院に行った方が良いでしょう。状況によって適切な判断をしてくださいね。

1‐3.取れたがわで食べ物を食べない

詰め物が取れたとき、1番困るのが「食事」ですよね。今までとはかみ合わせが悪くなってしまうため、スムーズに食べることができないでしょう。悪いかみ合わせのままでいるとアゴのバランスがおかしくなってしまい、顔もゆがむ恐れがあります。

歯の詰め物が取れたときは、取れたがわで食べ物を食べないことです。大変ですが、反対がわを使ってご飯を食べましょう。取れたがわにはできるだけ刺激を与えないことが大切になります。

2.すぐに歯医者へ行けない場合の対処法

2‐1.できるだけ早めに歯医者へ行くことが大切

仕事や家庭の都合でなかなか歯医者へ行けない人もいるでしょう。すぐに歯医者へ行けない場合の対処法は応急処置で説明した方法と一緒です。毎日できることと言えば「ブラッシング」になるでしょう。ブラッシングは歯のケアにおける基本なので、いつもより入念に磨いていかなければなりません。口内をできるだけ清潔にすることが1番の対処法になるのです。

取れた部分は食べ物が詰まりやすくなっています。詰まった食べ物が酸化すると口臭の原因もなるので要注意です。ご飯を食べた後は必ず歯磨きをしてください。そして、キシリトール配合のガムをかむのも1つの対処法です。しかし、いくら対処をしてもただの気休めにしかなりません。できるだけ早めに歯医者へ行くことが何より肝心です。

2‐2.放置期間が長いほど虫歯が進行する

すぐに歯医者へ行けない場合の対処法は限界があります。対処をきちんとしておけば何日間かは問題なく過ごすことができるでしょう。しかし、放置1か月から少しずつ虫歯の進行が始まります。放置1か月後は汚れが非常にたまった状態になるのです。そして、虫歯の菌が発達し始めます。

放置2か月~3か月になると歯に穴があいてしまうでしょう。虫歯はさらに進行してしまい、穴があいた歯にはさまざまな食べ物や汚れが詰まります。放置3か月後から口臭もひどくなるのです。

放置してから6か月後、歯を保護しているエナメル質がなくなります。詰め物をしていた歯が欠けてしまうでしょう。周囲の健康的な歯にも被害が出てきます。このように、放置期間が長いほど虫歯が進行することを覚えておいてください。

3.絶対にやってはいけないこと

3‐1.詰め物を無理やり元に戻す

歯の詰め物が取れたとき、絶対にやってはいけないことがあります。「取れた詰め物を無理やり元に戻すこと」です。ほとんどの人が無理やり元の状態に戻そうとします。しかし、元に戻すことは絶対にやってはいけないことです。詰め物は専門的な機器や薬剤によって装着しています。そのため、一般人が簡単に戻すことはできません。瞬間接着剤をつけて元に戻すやり方はもってのほかです。瞬間接着剤が歯ぐきを刺激してしまい、炎症を起こす可能性もあります。

また、詰め物自体の形が変わってしまうこともあるのです。詰め物の形が変わると使えません。かみ合うときの歯が傷つく恐れもあります。さまざまなデメリットが起こるため、絶対に詰め物を元に戻してはいけませんよ。

3‐2.取れた詰め物を捨てる

「取れた詰め物を捨てること」も絶対にやってはいけません。「取れた詰め物は2度と使えない」と思ってしまいますが、再び使うこともできます。保管状態が良ければそのまま歯科医師が元に戻してくれるのです。せっかく再び使えたのに捨ててしまうともったいありません。

また、新しい詰め物を作らなければならなくなります。治療費+詰め物のお金が2倍かかってしまうのです。後悔しないためにも取れた詰め物は大事に保管してください。ホコリや汚れがつかないように密封できる容器にきちんと保管しておきましょう。

たとえ、詰め物が使えなくなっていたとしても取れた詰め物からさまざまな情報を得ることができます。かみ合わせの状態やすり減り具合などの参考になるのです。とても大切なものなので一緒に歯医者へ持って行ってくださいね。

まとめ

詰め物が取れたときの応急処置やすぐに歯医者へ行けないときの対処法、絶対にやってはいけないことについて説明しました。歯の詰め物が取れたとしても適切な方法で対処すれば歯・歯ぐきを傷つけることもありません。間違った対処をすると虫歯が進行する、ほかの歯が傷つく恐れがあります。できるだけ早く対処しましょう。

  • 取れた部分の歯をこまめにブラッシングする
  • 取れた詰め物は容器に保管する
  • 取れたがわで食べ物を食べない
  • できるだけ早めに歯医者へ行くことが大切
  • 放置期間が長いほど虫歯が悪化する
  • 詰め物を無理やり元に戻す
  • 取れた詰め物を捨てる

以上のポイントは要チェックです。詰め物が取れたときはできるだけ早めに病院へ行ってください。専門的な治療をしてもらうことが何よりも1番の対処法になります。時間を見計らってすぐ病院へ行きましょう。

マイクロスコープを用いた精度の高い根管治療を提供