MTA,根管治療

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関東歯内療法学会2016/2/11にてMTAについて講演することになりました。

平成28年から「日本歯内療法学会関東甲信越静支部会」は「関東歯内療法学会」と名称を変更いたしました。
その栄えある第1回、関東歯内療法学会2016年第15回学術大会・総会 のテーマは「MTAをよく知ろう!」としました。本邦においてMTA(Mineral Trioxide Aggregate)は覆髄材として薬事上認められています。しかし、海外では覆髄だけでなく、断髄、根管充填、パーフォレーションリペア、逆根管充填、パルプリジェネレーションとしても広く臨床応用されており、1,000以上の論文で所要性質や臨床結果が高く評価されています。本邦ではプロルートMTA(デンツプライ三金)が最初に発売され、その後類似する材料としてNEX MTAセメント(ジーシー)、エンドセムMTA(ペントロン)、MTAアンジェラス(ヨシダ)、Bio MTAセメント(モリタ)が市販されていますが、その違いはまだまだ情報不足と言わざるを得ません。また、根管充填用セメントとしてMTAフィラペックス(ヨシダ)も昨年発売されました。しかしどんなに優れた材料を使用しても、正確な診査・診断のもとで適切な治療が行われない限り良い治療結果は得られません。ぜひこの機会にMTAについて一緒に学んでみませんか。

午前中のテーマ講演では、日本のMTA研究の第一人者である東京医科歯科大学教授の興地隆史先生にMTAについてご講演いただき、さらに日本のMTA臨床応用のフロントランナーとして高名な臨床家の先生3人、山田國晶先生、高田光彦先生、吉松宏泰先生をお迎えし、臨床例を交えてお話ししていただく予定です。午前の部はその後、昨年鈴木賢策賞を受賞した辻本真規先生と学会長賞(旧支部会長賞)を受賞した天野 晃先生に受賞講演をお願いしました。昨年、聞き損なった先生は楽しみにしていてください。

午後の部では、昨年に引き続き、口演発表を5演題予定しています。質疑応答の時間も設けてありますのでぜひ活発な討論をお願いいたします。また、JEA恒例のテーブルクリニックは2部構成で9演題を予定しております。各部同じ口演を2回繰り返しますので4演題は聴講可能です。演者の先生方の臨床術式やポイントを実際に見て感じ取ってください。口演発表5題とテーブルクリニック9題の合計14演題がアワード賞発表(鈴木賢策賞・学会長賞)の対象となります。参加の先生の投票で決定しますので清き一票をよろしくお願いいたします。

セミナー終了後は無料のビアパーティー(懇親会)をご用意しました。普段話せない先生とコミュニケーションをとる絶好の機会です。アワード賞発表と表彰状授与はこの懇親会で行われます。
寒い2月の祝日ですがどうぞ熱く充実した一日を過ごしていただき、明日からの臨床に役立てていただけますよう多くの先生方の参加を心よりお待ち申し上げております。


関東歯内療法学会2016年第15回学術大会・総会 大会長
日本歯科大学附属病院 総合診療科教授 北村和夫

バイオセラミックス(ケイ酸カルシウムセメント)の臨床歯科応用
Next Generation MTA

吉松宏泰
吉松歯科医院
2002年 東京都港区開業
2015年 International EndoMasters 2015 講演 “Clinical Bioceramic Cases”

近年MTAから波及した製品が開発され、商品化されて来ている。
そのことからMTAを第一世代のバイオセラミックス(ケイ酸カルシウムセメント)という人も出てきた。
MTAは、天然のミネラルを含んだ製品であるが、天然のミネラルを含まない清潔な実験室で作られたバイオセラミックスも次々に実用化されている。
先ず2007年Verio Dental社からBioAggregateとして発売された。これは、粉と液を混ぜ合わせるタイプであるが、粒子のサイズがナノサイズの純粋なケイ酸カルシウムセメントである。
更に2009年頃、BioAggregateを利用したシーラー、プレミックスタイプ、パテタイプが発売された。
また、同じ商品がO.E.M.によりアメリカでは、Brassler USA社よりEndoSequence BC sealer,EndoSequence Root Repair Putty(RRM)として、中東からヨーロッパでは、FKG社よりTotalFill BC,TotalFill Material for root repair(RRM)として発売されている。
2015年には、Verio Dental社の開発スタッフがVericom社に移り、Well-Root STを発売した。
私は、MTAを発売当初より試行錯誤しながら臨床に取り入れ、現在は、Well-Root STとBioAggregateを臨床応用している。
日々の臨床で筆者が、どのように考え、バイオセラミックスを用いているか、症例を通じてお伝えしたい。

カスタマイズして使うマイクロスコープと周辺機材

吉松宏泰
吉松歯科医院
2002年 東京都港区開業

筆者が村岡博先生の鞄持ちをしていた頃、日本の歯内療法の世界にも手術用の顕微鏡が紹介され、2002年の開業と同時にマイクロスコープを購入した。
当時は、個人輸入をしてアメリカのエンドドンティストと同じ機材を揃えて治療をしていた。2002年当時は、マイクロスコープの光源もハロゲンしか日本国内では、無く、自分で2004年には、キセノン光源を使えるように応用した。この当時メタルハライド、LEDを試したが、明るいのはキセノンであり、眼の疲労度のことも考えキセノンにした。
また、振動切削器具においては最初の頃は、個人輸入したラドル先生やブキャナン先生のチップを用いていたが、回転切削で使うバーを振動切削に使う器具を開発して応用し始めた。
近年では、マイクロフォトグラフにおいてもカメラ本体の素子がAPS-C,Full sizeを選べるようになり実際に接眼レンズから覗いている画角をあまり変えずに写真を撮ることができるようになった。

今回のテーブルクリニックでは、マイクロエンドにおける役に立つ機材と写真及び動画に撮影について自分の意見を述べたい。
また、時間があれば、最新の器材(SAF,HyKlex CM,HyFlex EDM,XP-endo Finisher等)を使用した感想をお話ししたい。

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