虫歯の原因や予防法とは? 口内環境改善のポイントを3つ紹介!


虫歯の原因や予防法を知りたいと思いませんか? 「甘いものを食べると虫歯になる」といわれていますが、しっかり歯みがきをしていても虫歯になりやすい人とそうでない人がいるのはなぜなのでしょうか。その原因をしっかりと知ることで、虫歯を予防することにもつながるはずです。普段から虫歯になりにくいポイントを知っておきましょう。この記事では、虫歯の原因や予防法などを詳しくご紹介します。

  1. 虫歯の基礎知識
  2. 虫歯の原因について
  3. 虫歯の原因別予防法
  4. 虫歯に関するよくある質問

この記事を読むことで、なぜ自分は虫歯になりやすいのか、予防するためにはどうしたらよいのかなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.虫歯の基礎知識

まず、虫歯の症状やなりやすい人の特徴などをご紹介します。

1-1.虫歯とは?

酸によって歯が溶かされた状態を虫歯と呼びます。初期の段階では痛みを感じませんが、ある程度進行すると痛みが発生し、歯医者での治療が必要になるのです。初期虫歯であれば再石灰化によって自然に修復する場合もあるため、進行する前に虫歯予防に努めなければなりません。

1-2.主な症状

虫歯の症状は、進行度によって変わってきます。虫歯になりかけている状態では自覚症状はほとんどなく、少し進行すると冷たいものや温かいものがしみるようになるでしょう。次第に、「ものを噛(か)むと痛い」「何もしなくても痛い」という症状に進行し、歯の神経が死んでしまうと痛みはなくなります。

1-3.病状経過

虫歯はその進行度によって「C1」「C2」「C3」「C4」に分けられます。

  • C1:歯の表面(エナメル質)の虫歯。ごく簡単な治療で済む
  • C2:神経に近い象牙質まで達した虫歯。冷たいものがしみたり痛みが出たりする
  • C3:神経まですすんだ虫歯。何もしなくても激しい痛みが出る
  • C4:歯冠部まで侵された末期の虫歯。抜歯が必要になる場合もある

1-4.なりやすい人の特徴と患者数

同じ条件でも虫歯になりやすい人となりにくい人がいるのは、虫歯には体質や唾液の量・歯並びなどが関係しているためです。唾液には虫歯菌が増えないようにする作用や殺菌作用があるため、唾液の量が少ない人ほど虫歯になりやすいといわれています。また、歯の硬さが弱い人、歯並びや噛(か)み合わせのバランスが悪い人も、虫歯になりやすいため注意が必要です。現在は、日本人の90%以上が虫歯にかかった経験があるといわれています。

2.虫歯の原因について

虫歯の原因について解説します。

2-1.虫歯になるメカニズム

以下は虫歯の4大原因といわれています。

  • プラーク
  • ミュータンス菌
  • 糖分

歯の表面にプラークが付着すると、ミュータンス菌と呼ばれる虫歯菌が棲(す)みつきます。ミュータンス菌は糖分を栄養にして酸を作り出し、酸が歯の表面にあるエナメル質を溶かしてしまうのです。エナメル質が溶けるとその部分に穴が開き、虫歯の始まりとなります。

2-2.そのほかの原因

口の中には、健康な状態でも200種類以上の細菌がいるといわれています。その中には「よい菌」と「悪い菌」が存在し、口腔(こうくう)内のバランスを保っているのです。何らかの要因によって口内環境のバランスが崩れると、ミュータンス菌の働きが活発になり、虫歯になりやすくなってしまいます。また、体調が悪いときは抵抗力が低下し、虫歯の原因といわれる4大条件を補強してしまう恐れがあるでしょう。

3.虫歯の原因別予防法

虫歯の予防法を原因別に考えてみましょう。

3-1.プラーク

プラークとは、歯垢(しこう)のことです。食べカスに細菌が繁殖して粘着質の物質に変化したもので、歯の表面に付着した唾液や食べカスが混ざり合ったものを栄養源として増殖します。つまり、口の中に食べカスが残っていることで繁殖するため、予防するには口内環境を清潔にしておくことが大切です。プラークコントロールによってプラークの付着がない状態を保つことが必要になります。

3-2.ミュータンス菌

ミュータンス菌とは、虫歯菌の代表的な存在です。プラークを温床として増殖するため、プラークが多く付着した歯にはミュータンス菌も繁殖しやすくなります。ミュータンス菌を減らすことで虫歯の発生や進行を食い止めることができるため、除去するように努める必要があるでしょう。ミュータンス菌を減らすにはフッ素が効果的です。フッ素入りの歯みがき粉やフッ素ジェルなどを使用することをおすすめします。

3-3.糖分

糖分とは、飲食物に含まれる甘み成分のことです。糖分を多く摂取し、歯みがきなどで除去せずに放っておくと増え続けます。糖分はミュータンス菌のエサとなり、虫歯を作り出す原因の一つです。甘いものを制限するなど、食事による予防が必要となるでしょう。

3-4.酸

酸は、ミュータンス菌によって作り出されるものです。酸が発生すると口内は酸性になり、歯の表面からカルシウムが溶け出してしまいます。この状態が続くといずれ歯に穴があき、虫歯ができてしまうのです。酸はミュータンス菌が増えれば増えるほど多く発生するため、ミュータンス菌を作り出さないように口内環境を改善する必要があります。

3-5.口内環境を改善しよう

口内環境を改善する方法をいくつかご紹介します。

3-5-1.殺菌する

口内にいるミュータンス菌を殺菌するために、オーラルケアを行いましょう。歯医者でのメンテナンスを始め、自宅でできる歯みがきやうがいなどもオーラルケアに含まれます。毎日しっかりと歯みがきをしていても虫歯になる人は、オーラルケアが十分とはいえません。歯みがきの仕方を見直し、歯間掃除や舌みがきもしっかり行うようにしてください。歯みがきをするタイミングにも注意が必要です。食後はできるだけすぐに歯をみがくようにしましょう。

3-5-2.酸を中和する

口内の酸を中和するために、アルカリ性の食品を積極的にとるようにしてください。現代人の食事にはアルカリ性食品が不足しているといわれているのです。アルカリ性食品には、海藻類やきのこ類・大豆・野菜・梅干し・玄米などがあります。酸性食品を摂取するときは一緒にアルカリ性食品をとるようにし、バランスのよい食事を心がけてください。

3-5-3.唾液の量を増やす

口内環境を整えるために、唾液は重要な役割を果たします。唾液の分泌量を増やすために、「水分をこまめに摂取する」「食事の際に噛(か)む回数を増やす」など、普段から心がけるようにしましょう。また、口呼吸をすると口内が乾燥するため、鼻呼吸を意識づけることも大切です。

3-6.予防歯科について

虫歯を予防するためには、歯医者への定期的な受診も必要です。予防歯科とは、虫歯にかかる前に予防するための取り組みであり、具体的には歯のクリーニングやフッ素の塗布によるエナメル質の強化などが挙げられます。虫歯になってから歯医者に行くのではなく、虫歯にならないために定期的な検診を受けるのがおすすめです。

4.虫歯に関するよくある質問

「虫歯の原因や予防について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.虫歯を放置しておくとどうなりますか?
A.C4の段階に進行し、治療が難しくなるでしょう。菌があごの骨に感染し、顔が大きく腫れてしまうこともあります。

Q.歯が痛いときの応急処置を教えてください。
A.すぐに歯医者へ行けない場合は、応急処置として市販の鎮痛剤を飲みましょう。硬いものを食べないなど、できるだけ歯への負担を減らすようにして安静に過ごしてください。

Q.歯が痛いときにやってはいけないことにはどのようなものがありますか?
A.患部を温めないようにしましょう。血流がよくなって痛みが増してしまいます。また、特に子供は痛みがあると触ってしまいがちですが、刺激を与えないように注意してください。

Q.虫歯の治療にはどのくらい費用がかかりますか?
A.虫歯の進行度合いによって変わりますが、初期の虫歯だと1,500~3,000円程度、神経を抜く場合は10,000円以上することもあるでしょう。

Q.歯医者選びのポイントを教えてください。
A.通いやすい場所にあるか、治療や費用に関する説明をきちんとしてくれるか、実績は豊富であるかなどをチェックした上で選ぶとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 虫歯の原因や予防法について詳しくご紹介しました。虫歯の原因になるものは普段の生活にあふれています。同時に、少しの心がけで虫歯を予防することもできるということを覚えておきましょう。ぜひこの記事を参考にして、虫歯のない健康な歯を手に入れてください。


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