虫歯は予防が大切! 効果的な方法を詳しく解説!


「虫歯が痛んでつらい」など、虫歯で悩んでいる人は多いことでしょう。虫歯の治療は長期間かかり、治療費の負担も大きくなりがちです。毎日歯みがきをしている人でも、いつの間にか症状が進行してしまうこともあり、厄介な存在と言えます。しかし、虫歯は実際になってから治療するよりも、予防に力を入れた方がいいに決まっているのです。そこで、今回は、虫歯の予防について具体的な方法など、詳しく解説します。

  1. 虫歯の基礎知識を学ぼう
  2. 虫歯の原因について
  3. 虫歯は予防が大切! 具体的な方法は?
  4. 歯医者による虫歯の予防ケア
  5. 虫歯の予防に関するよくある質問

この記事を読むことで、虫歯の予防に関する基本や、適切な予防方法が分かるでしょう。まずは、記事をじっくり読んでみてください。

1.虫歯の基礎知識を学ぼう

最初に、虫歯の基礎知識として、主な症状やなりやすい人・患者数などを解説します。

1-1.虫歯とは

虫歯とは、口の中に存在する酸によって歯が溶けてしまう症状です。ごく初期のうちは、表面が白く濁る程度で、自覚症状はありません。しかし、進行するにつれてさまざまな症状が出てきます。虫歯は歯を失う主な原因であり、早期治療および予防に努める必要があるのです。

1-2.虫歯の主な症状

虫歯になると、主に以下のような症状があります。食事が摂(と)りづらくなるだけでなく、見た目や口臭の問題もあるため、多くの人が悩むのです。

  • 歯が痛む
  • 熱いものや冷たいものがしみる
  • 歯が変色する
  • 歯が欠けたり穴が開いたりする
  • 口臭が発生する

1-3.虫歯になりやすい人や患者数は?

以下の人は虫歯になりやすいので注意が必要です。

  • 甘いものや炭酸飲料を好む
  • 1日に食べる回数が多い
  • 歯並びが悪い
  • 歯ぎしりをする
  • 口呼吸をしている
  • 歯みがきの習慣がない・間違った方法で行っている
  • 歯医者に定期的に通わない
  • 大きなストレスを抱えている
  • 子ども
  • 高齢者

なお、虫歯の患者数は、平成20年のデータで約165万人でした。歯医者に通っており、虫歯との診断を受けた人の数と考えれば、潜在的な患者数はより多くなると考えてください。

2.虫歯の原因について

虫歯の原因について主なものを紹介します。症状の経過や放置するとどうなるかについても学びましょう。

2-1.虫歯の主な原因とは

虫歯の主な原因は、口内に存在するミュータンス菌が、食べかすなどをエサにして酸を作ることです。歯の表面にあるエナメル質は酸に弱いため、溶けてしまって虫歯になります。食後に十分な歯みがきを行わない・だ液の分泌量が少ない・エナメル質が弱いなど、虫歯になりやすい条件が重なると早く進行するので気をつけましょう。

2-2.症状の経過について

虫歯には、症状によって5段階に分けることができます。

  • C0:歯の表面がごくわずかに濁っている
  • C1:歯のエナメル質部分だけが溶けており歯医者での治療を開始する段階
  • C2:エナメル質の下にある象牙質まで進み、痛みを感じ始める
  • C3:歯の神経部分まで進行しているため激しい痛みを感じる
  • C4:虫歯によって歯の大部分がなくなり歯の根の部分だけが残った状態

C4は最終段階であり、抜歯による治療のほかに選ぶ余地がなくなることもあります。手遅れにならないうちに治療を開始することが必要です。

2-3.虫歯を放置するとどうなるか

虫歯を放置すると、症状が進んで最終的には歯がなくなったり抜け落ちたりします。歯の機能を完全に失うだけでなく、かみ合わせのバランスが崩れるため、全身にあらゆる不調が出やすくなるので注意しましょう。また、虫歯を放置することにより、歯骨まで影響を受けることもあります。たとえば、骨髄炎になって発熱や吐き気・体調不良が現れるリスクもあるでしょう。細菌が何らかの原因で血液の中に入り込み全身を回ることで、肺・心臓・脳の病気を引き起こす可能性もあります。虫歯は放置せず、きちんと治療を受けてください。

3.虫歯は予防が大切! 具体的な方法は?

虫歯は、予防が何よりも大切です。具体的な予防方法を紹介するので参考にしてください。

3-1.虫歯予防の必要性を学ぼう

日常生活に気をつけることで虫歯の予防は可能です。虫歯は、ごく初期段階をのぞいて自然に治る症状ではありません。治療には、時間もお金もかかるのです。虫歯になると痛みやしみなどの不快な症状に悩むだけでなく、食事がしにくくなって栄養が偏る可能性もあります。虫歯予防は、口内だけでなく全身の健康を守るためにも重要であり、必要なことなのです。

3-2.日常の予防方法とは

日常の予防方法について、主なものをご紹介します。

3-2-1.正しいブラッシングをする

虫歯予防の基本は、正しいブラッシングにあります。歯みがきのとき、いい加減なブラッシングをしている人は多いものです。歯ブラシは、小刻みに動かして、歯のすき間や根元までしっかりみがきましょう。力を入れすぎると歯を痛めるので気をつけてください。なお、正しいブラッシングの方法については、歯医者で指導を受けることをおすすめします。

3-2-2.歯みがき粉やマウスウォッシュの選び方

研磨力の高すぎる歯みがき粉は、歯の表面まで削ってしまい、知覚過敏の原因になります。また、傷ついた部分が虫歯になりやすいので注意しましょう。歯みがき粉は、研磨剤が入っていないものを選ぶとベストです。歯ブラシが届きにくい部分などは、液状のマウスウォッシュを活用するといいでしょう。マウスウォッシュも低刺激のものを選ぶと安心です。

3-2-3.口内を清潔に保つ

虫歯は、口内が不潔な状態であることを意味しています。口内を清潔に保つためには、食後の歯みがきをして食べかすがたまらないようにする・食後にキシリトールガムをかむ・水やお茶をよく飲む・などが効果的です。なお、だ液が少ない人は口内で虫歯の原因となるミュータンス菌が繁殖しやすくなります。口呼吸をやめ、ドライマウスを治すことも大切です。

3-2-4.食べものや生活習慣に気を配る

虫歯を予防するためには、食べものや生活習慣に気を配ることも大切です。甘いものや炭酸飲料は、酸を発生するので歯のエナメル質を溶かしやすくなります。また、だらだらと食べ続ける習慣がある人は注意しましょう。食べものが口の中に長時間あると、歯が再石灰化するタイミングを逃してしまい、虫歯になりやすくなります。食事は規則正しく、決まった時間に行いましょう。そのほかにも、タバコやお酒などもだ液の分泌を減らす原因になり口内環境を悪くするため、程々にしてください。

3-2-5.歯医者で定期検診を受ける

自分では完全に予防ができていると思っていても、プロの目からすると不完全であることはよくあります。虫歯にならないためには、歯医者で定期検診を受けることも忘れないようにしましょう。現在治療を受けていない場合は、3~6か月に1回程度の頻度で通うことをおすすめします。歯こうや歯石のチェックも兼ねて、積極的に利用しましょう。

3-3.虫歯の予防方法に関する注意点

虫歯予防は、複数の方法を併用しましょう。ひとつの方法だけにこだわりすぎた結果、虫歯になってしまったという例が多くあります。また、自己流ではなく、必ず正しい方法で行うことが大切です。効果的な予防方法であっても、間違ったやり方で行っていては意味がありません。

4.歯医者による虫歯の予防ケア

虫歯予防の効果を高めるためには、歯医者によるケアを受けることが重要です。予防歯科の重要性やフッ素についての基本をはじめ、信頼できる歯医者の選び方などを解説します。

4-1.歯科医による予防について

虫歯を予防するためには、歯科医による予防ケアを受けましょう。虫歯になってから治療を開始するよりは、予防する方がはるかに楽です。虫歯は痛みなどの自覚症状が出るまで放置してしまう人が多く、治療が長引き、費用負担もかさんでしまいます。予防歯科の重要性を理解し、虫歯にならないうちからきちんとケアを受けてください。歯科医による予防ケアでは、歯の状態のチェックだけでなく、正しいブラッシング指導・歯こうや歯石のチェックと除去などを行います。美しく健康な歯を維持するためにも、活用しましょう。

4-2.フッ素について

歯にフッ素を塗布することで、虫歯を予防することも可能です。病院でのフッ素塗布は、1年に2~4回ほど繰り返す方法となります。特に、子どもの乳歯もしくは永久歯が生えてきたタイミングで行うと効果的です。なお、フッ素の塗布方法には以下の3つがあります。

  • 歯面塗布法:高濃度のフッ化物溶液やゲルを歯の表面に塗布する方法
  • トレー法:マウスピースにフッ化物溶液などを入れ数分程度口にくわえる方法
  • イオン導入法:フッ化物溶液を浸した綿やマウスピースを口にくわえ、微弱電流を流してフッ素を歯に浸透させる方法

なお、フッ素塗布を健康保険適用で行う場合は、以下の条件を満たす必要があります。

  • 12歳以下であること
  • 歯医者で虫歯予防についての継続的な指導を受けている
  • 虫歯の数が多い(例:3~5歳で詰めものをした乳歯が5本以上あるなど)

より詳しいことは、歯医者に確認してください。保険適用で行う場合は、歯1本につき250円程度で、保険適用外になると500~2,000円程度が目安となります。

4-3.フッ素のリスクや危険性を理解しておこう

フッ素の塗布は、虫歯予防に効果的な方法ですが、リスクや危険性も理解しておく必要があります。たとえば、塗布した部分の歯が変質・変色する可能性もあるのです。また、大量のフッ素が体内に入った場合、中毒症状(吐き気など)が起きる危険性があります。しかし、歯医者で行うフッ素塗布は、細心の注意が払われて行うため必要以上の心配はありません。

4-4.信頼できる歯医者の選び方

虫歯の予防のためにも、信頼できる歯医者を選ぶ必要があります。具体的には、以下のポイントをチェックしてください。

  • 虫歯予防・治療に力を入れており豊富な実績がある
  • 歯科医の腕に定評がある
  • 最新の技術や機器の導入をしている
  • 治療費システムが明確
  • 院内の設備や備品が清潔に保たれている
  • 歯科医やスタッフが高圧的な態度を取らない
  • 患者からの評判がいい
  • 都合のいい時間帯や曜日に予約が取れる
  • 家や職場などから通いやすい立地にある

なお、当吉松歯科でも虫歯予防に力を入れており、個人の状態に合った方法で適切な指導をしています。虫歯に関するご相談は何でもお受けしていますので、お気軽にお問い合わせください。

4-5.歯医者による虫歯の予防ケアの注意点

歯医者で定期的に予防ケアを受けていても、日常生活の改善を伴わないのでは効果が半減します。きちんと自己管理できているからこそ、歯医者によるケアが生きるのです。歯医者任せにしているようでは虫歯予防は成り立ちません。意識を高く持ってケアに当たってください。

5.虫歯の予防に関するよくある質問

最後に、虫歯の予防に関するよくある質問に回答します。将来虫歯で苦しまないためにも、それぞれ参考にしてください。

Q.虫歯になりやすい人が予防ケアを行うときの注意点は?
A.虫歯になりやすいことを自覚している人は、根本的な原因をつきとめることが大切です。自己流で進めると、虫歯になってしまう可能性が高くなります。歯科医に相談し、予防ケアに関するアドバイスを受けるといいでしょう。子どものころから虫歯が多い場合は、生活習慣の見直しのほかに、歯の質の問題などが関係している可能性もあります。

Q.虫歯予防のために毎食後歯みがきできないときのアイデアは?
A.外出先などで、食事の後に歯みがきができない場合も多いものです。もしも、歯みがきが十分にできない状況なら、キシリトール入りのガムをかむことをおすすめします。キシリトールは、ミュータンス菌の増加を抑える働きを期待できるからです。また、ガムをかむことにより食べかすの除去や口臭予防にも役立つので、エチケットを考えてもメリットが大きいと言えます。10分程度、左右まんべんなくかんでください。

Q.高齢者の虫歯予防で気をつけるべき点は?
A.高齢になると、だ液の量が少なくなる・歯みがきをするための身体能力が衰えるなど、虫歯になりやすい条件が増えてきます。糖分を含まない飲みものをすすめたり、マウスウォッシュを活用したりするといいでしょう。特に高齢者は、虫歯で歯が痛んだり欠けたりすると食事をしにくくなり、栄養状態が悪化して心身に大きな影響を与えます。健康維持のためにも、家族や周囲の人が気を配り、必要に応じてサポートを行いましょう。

Q.歯ブラシや歯みがき粉も歯医者指定のものを使うべきでしょうか?
A.歯医者で販売しているものは、高品質で歯のためにいいものであることは事実です。市販のものから自分で選ぶ自信がない場合などは、推奨品を購入するといいでしょう。しかし、購入は義務ではありません。すでに愛用しているものがあり、高品質で使いやすいものであれば無理に買い替えなくても大丈夫です。

Q.歯科医の下で虫歯の予防ケアを受けるメリットは?
A.常に歯科医のチェックが入ることで、初期虫歯を見逃すことなく経過観察し、必要に応じて治療を開始できることです。虫歯は、予防も大切ですが、早期発見・治療を併せて行うことで常に健康な歯を維持することができます。歯医者で予防ケアを受けることで、虫歯ができにくくなる・虫歯の進行を早期に防ぐことができる・治療費が安く済むなどのメリットがあるのです。

まとめ

今回は、虫歯の予防について詳しく解説しました。普段から気をつけることで虫歯を予防することは十分に可能です。不快な症状や生活の不便を考えれば、予防に力を入れることが効果的で重要なことが理解できることでしょう。日常生活でさまざまな予防法を行うだけでなく、歯医者での定期検診を積極的に活用してください。自分ではできていると思っていたことが不完全なことはよくあります。信頼できる歯医者を選び、虫歯予防を万全に行いましょう。


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